2011-01-23

一時期沈んでしまったことがあった。

他愛のないことがきっかけで。

ご飯は喉を通らなくなり、一日中布団にくるまって眠っていた。

なんだかよく分からなくなって、手首のあたりに傷をつけた。

でも、カッターの刃はほんの少し出しただけで、深さも猫に引っかかれた程度のもの。

今までで一番沈んだけど、僕は死のうとしていなかった。

多分、これから沈んだとしても、僕は死なない。自分で死のうとしない。

僕の底は自殺じゃなかった。それが分かっただけでもよかった。

変な自信がついた。

僕の底は自殺じゃない。本当に、よかった。

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