■くらやみを歩けるということ
辛くて苦しいときに
自分が弱いのだ、と思うだろう
そうかもしれない
でも、もしそうだとして
何故、弱い自分が、辛さや苦しさの中で生きていけるのかを考えてほしい
暗い夜の中を歩けるのは
多分、貴方だけのお陰じゃない
暗闇の中を歩き疲れて
もう、一歩も足が進まなくなる時がある
次の一歩を踏み出せないとき
貴方はきっと、心の中で一歩を踏み出す
その歩みも、いずれ停まるだろう
自分の心が停まってしまったときに
何故、自分がその暗闇の中に存在できているのかを、覚えていてほしい
貴方が一人ではない、ということを、覚えていてほしい
誰かが貴方の手を握っているということを
もし、夜が明けて、貴方の世界を光が包んだとしたら
貴方自身の手の平を見てほしい
きっと、ただ、温かいだけだろう
光と手を繋いでいるから、人は夜を歩けるのだ
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