俺がノルウェイの森を初めて読んだ時の感想もそんなんだったなぁ。多分高校三年生だったと思う。
ホントに高校やらなんやらそういうのに溶け込めなくてしんどかった時期だった。彼女もともだちもいなかったし。
「ケッ、孤独がそんなファッショナブルなら苦労しねえよクソが」みたいなことを思った。
生きていくには少なからず世の中になじんでいかなきゃいけないんだよ、と。
ところが、まぁ24歳で就職して28歳で辞職して独立して五年目。
映画化で読み直したら、当時ほどの違和感は感じなかった。というか、まぁこーいうの格好いいよね、とすら思ってしまった。
「要するに、これはハーレム小説なんだな」とも思った。鼻についたのはその部分だけで、
思うに、村上春樹は「組織に生きる人間」にとってむちゃくちゃムカつく、あるいは憧れる世界観の持ち主なんだろうと思う。
ところが、一回フリーにおちぶれてしまうともう組織の論理を気にしなくていいわけで、
村上春樹の小説の不愉快さも魅力もどこかに消えてしまうんだなぁと。「ヤリまくりでよろしいこって」くらいの
これを初めて読んだのは大学一年生の頃だったか。無駄に自分に肯定感があって、それでも醜い気質みたいなのは底流していて、それが絶妙に混ざり合って本当に醜悪な人間だった頃だ...
俺がノルウェイの森を初めて読んだ時の感想もそんなんだったなぁ。多分高校三年生だったと思う。 ホントに高校やらなんやらそういうのに溶け込めなくてしんどかった時期だった。彼...
http://anond.hatelabo.jp/20101219174222 クリスマスカラーの単行本が世にあふれたころ、たしかわたしは理系の女子大生で、 世はバブルで前髪がとびでた眉毛の太い、肩パット入りスーツきた...
遊び人の先輩は死んでないだろ。