ある程度仕事が出来るようになると、周囲は今度はプライベートも相応を要求されると言う事だ。
所謂、婚活とやらを勧められたり、もっとダイレクトに合コンに誘われたりする。
しまいには、ちょいとお酒が入った場で、とうとうと説教してくれる。
お前が独り身なのは高望みしているせいだとか、もっとその手のことにお金を使えとか。
彼らのお言葉は経験から来る物だったり、一般に手法だったり、とりあえず正論という奴だ。
一般的な正論に異を唱えるつもりは毛頭ない。問題は、その正論が自分に当てはまらないことなのに。
高望みしているから妥協しろと言われても、自分の中でその判断基準がさっぱりわからない事だったり。
身なりも含めて、程度の金を惜しんだことはないつもり。
だったら、どうしてという疑問もよく聞かれるが、要するに、非モテとか非コミュのような自己意識に問題があると説明しても、わかってはくれない。
そこでいつも疑問に思うんだが、その手のアドバイスをしてくれる人たちは、本当に自分を見てくれているのだろうか。
普段あまり接点のない人ならともかく、親しい友人にまで言われるようになると、なんともやりきれない。
いや、考えようによっては順番が逆で、そこまで自分を理解してくれる人がいるんだったら、そいつとくっつけと言う話か。
当たり前ではあるのだが、結局この類のネガティヴな自己評価は、共感なんぞ得られない。
そもそも、他人に理解されないから発生しているんだし。