2010-11-22

Jesus Christ

ぐう…

何故か分からんが、急に思い出してしまった…


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…それは、中学3年生の頃の話である。

放課後、僕は図書室の端っこで『はだしのゲン』を読んでいた。

図書室に並べられたテーブルの席には、同級生の女子達がキャアキャア話し込んでいる。

僕は、何故か、勃起してしまった。

20分後…まだ勃起は収まらず、パンパンに膨れた股間に痛みが走る。

大丈夫かよと思い、位置を直そうとパンツを脱いだのだ。

――!?

図書室のオバチャンに見られた。

バッチリ目が合った。

そもそも俺は何でパンツ脱いだんだ?

神様のいたずら?

早速個室へ呼び出され、オバチャンとのタイマンである。

オ「もーねえー?何であそこでオチン○チン出してたの!?」

僕「いや、あ、あう」

オ「もう、何も言わないから!誰にも言わないし!これからはあんな…あんなことは止めるのよ(///)!」

僕「ん、う、あ…い…」

だめだ、人間らしい声が、出ない。

「人前でパンツ脱いでも全然平気っすけどw」みたいな立ち振る舞いなぞ出来るはずがなかった。

全身から、止め処なく汗が吹き出る。

そして何故か、僕が女子達を眺めながら自慰行為をしていたと思われている。

そう!

この話の問題点は、僕が冤罪を被せられたということなのだ。

戦前戦後を通じてこんな屈辱を味わったのは初めてである。

でも喋れなくて言い訳できない。

深い悲しみに包まれた俺は、すぐさま家に帰った。

即日、黒歴史として僕の胸に刻まれたのだ。


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これは現代社会へのメッセージである。

行動は、ちゃんと確証を得てから起こすべきなのだ。

たとえ目を疑うような出来事があろうとも、真実存在する。

今の日本人には、信じる心が必要なのだと思う。


(了)

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