日本人の平均IQが上がってきたならば、それは社会や学校と行った総合的な仕組みとしての詰め込み教育が練度を上げてきていることを意味する。
二十歳過ぎればただの人、という箴言通り頭の良さとはあまり関係がない。
むしろ一般に言われる“頭の良さ”は記憶力に結びつきやすいし日本の学力テストもそこに主眼が置かれるが、そんなものは実際に社会に出れば外部記録の検索で事足りる。
一応IQテストは論理構成力を診ているけれど、所詮は子供向けだから優れていることを診ている訳ではない。
今後日本に必要なのは記憶力ではなく、論理を組み合わせ柔軟性を持った結論に至る論理的な考察力と構築力だろう。千葉大の藤川教授( @daisukef )が推奨するdebate訓練あたりは正にこれに該当するんだけど・・・小中学生から始めないとなかなか身に付かないんじゃないかな(苦笑。
和を以て尊しとする精神は繰り返しゲームが大前提となる小さな市場では最も効率的ではある。しかし自動的に世界が舞台となる今日では非効率極まりない仕組みでもある。小中学校のレベルから「足して二で割る」日本式のやり方を変えていかないと、このまま日本経済はひたすら落ち込んでいくのだろう。