2010-10-16

私には昔ある友達がいた。

親がその人を虐めているような酷い家庭で育っていた。大人しく目立たない人だった。

その人の友達には嫌われ者や変な人が多かった。

その内の一人に口が非常に悪いことで有名で嫌われている人がいた。友達の悪口も平気で言いふらすような人だった。

ある時その人が友達について悪口を言ってきたので友人に忠告した。友人はうすうす知っていたようだった。

私はなんでそんな人と一緒にいるのか理解できなかったが、何かいいところがあるんだろうと思いそれ以上は何も言わなかった。

少しして、友人は一時期おかしくなった。

もともと失言をすることはあったが、その時期は不用意な事を言ったりすることが目に見えて増え性格が悪いとしかいいようのないことを言ったりやったりするようになり、私も一時期距離を置いた。

一定期間が経過して、そろそろ元に戻っているかもしれないと思い会ってみた。

友人は自分が友人に対して酷いことをしたと認識していた。が、他人事のようにひどいことをしたと口にしただけで悪びれた態度もなく謝りもしない。

その人にとって私が大事な友達ではなかったのだろうか、と思ったが別の友達に対しても似たような態度だった。

そこで初めてその人は友達を大事にしていないと分かった。もしかしたら大事に思っているのかも知れないがそういう態度をとっていない。

普段はそうとわからなくても、何かが起こるとそれが露呈する。しすて大抵の人はその人と距離を置いたり友達をやめてしまう。

そして酷い人達と友達でいられるのはひどいことをされたり大事にされなくても平気だからだ。

その人の親のことからすると、どちらも根っこは同じで大事にされるって事を知らないのかもしれない。

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