とは言っても、「俺の講義は黙って聞け」っていうスタンスなら問題ない。
問題は、表向き「議論しなさい、質問しなさい、それが講義に参加するという事です」って言うスタンスの人。
未熟者の集団にいきなり「やってみろ」と言うのは、指導者に相当のスキルが無ければ成り立たないスタイルだ。
ところが、じゃあ日本の教諭にそういうスキルが高いレベルであるかというと、そうとも言えない。
ちょっと生徒たちが熱を入れ始めると、とたんに制御しきれなくなって
結局、生徒に対して「時間内で完結する予定調和を演じなさい」とか「ちょっと活気のあるオーディエンスになりなさい」
ということを要求せざるをえなくなる。
しかもキッパリそう言うのではなく、「空気読めよ」的なスキームに頼った形になる。
表題のような事は20年前から言われている。
それが未だに問題で有り続ける理由は、上記のような事だと思うようになった。