後にわかったのだが彼女は知的障害を持っており、悪い言い方だが少し気持ち悪い容貌をしていた。
そのせいで彼女はいじめられていたのだけど、自分は特に彼女をかばったりはせず、
それどころか気味悪がったり邪魔者のようにさえ思っていたが高校・大学と進むにつれて彼女のことなど頭の片隅にもなくなった。
楽しい大学生活やこれからの就活について、そして山積みの課題がいまの自分の全てだと思っていたのだけど
そんなことがその些細な出来事で全部目の前から吹っ飛んでしまった。
あの時彼女はあんなに苦しんでいたのに、なぜ自分はそんなことなどすっかり忘れて遊び呆けているのだ。
今更こんなことを思うのはおかしいし余計なお世話だと思う。
いまの彼女が自分より不幸かどうかなんてわからないし、当の彼女の方こそ自分のことなどすっかり忘れてしまっているかもしれないのに。
いまさら後悔したって遅いのはわかってるけど、
やっぱりいじめってのはよくないね。と、
結局陳腐な言葉しか出てこなかったのは、実のところ私が深く考えてない証拠なんだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20100819094223 「その人は、その人に出来ることをした」 いじめっ子であろうと、傍観者であろうと、通報者であろうと、誰もが、そのとき、自分に出来ることをした。 ...