【ローマ藤原章生】児童などに対するカトリック神父らの性的虐待を巡り、ローマ法王ベネディクト16世の対応の甘さが批判を浴
びている。「憎むべき罪」と非難しながらも、告訴といった司法介入などの具体的な措置に踏み込まないためだ。
バチカンでは今月15~16日にかけ、法王とアイルランドの司教24人が特別会合を開いた。アイルランド政府の調査委員会が昨
年11月、国内の神父による児童などへの性的虐待を詳報したのを受けた集まりだった。
報告によると、74年から04年に320人が教会付属の学校などで性的虐待を受け、教会はそれを黙認してきたという。
会合後、法王は広報官を通じ「教会による指導、信頼を揺るがす重大な危機」「神に背く重罪であり人類の威厳を傷つけた」と声明
を発表したが、司教の免職や司法当局への報告には触れなかった。
カトリック神父らによる児童などに対する性的虐待は02年に米国で大問題となり、その後も各地で明らかになった。今年1月には
ドイツで、3神父がベルリンのイエズス会系高校で70~80年代にかけて多数の生徒に性的虐待を加えていた事実が暴露された。
法王は一連の問題を軽視はしていないが、個々の罪を問うのではなく、性的虐待が広がる原因の探求に着目していると、カトリック・ニュース・サービスは伝える。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100222k0000m030099000c.html
キリスト教を盾にとるお前らwwでもその盾腐ってるからwwwww