大嫌いな人がいた。大嫌い×100くらい大嫌いな人。
最初に会ったときタレントの卵って自己紹介した彼女は、女の私から見てもとても美人ですこしキツそうな顔をしていた。
随分年上の旦那さんは何度か会ったことがあるけれど温厚を絵に書いたような人で、その二人の間に出来た子供は彼女そっくりだった。
曰く彼女は私に「シンパシーを感じた」そうで、事ある事に電話やメールがあった。
旦那さんの愚痴は、例えばAVを隠していたとか、休みの日すべてを自分(妻である彼女)のために使って欲しいのに時折友達と遊びに行ってしまうとか、子供が旦那さんにばかり懐くとか、そんな事ばかりで。
仕事場の愚痴は、例えば同僚の女の子たちとちっとも馴染めないとか、上司からセクハラまがいのことを言われたとか、かっこいい新人男子が入ったのに彼女がいたとか、そんな事ばかりで。
私はだんだん疲れてきてしまった。
私の彼女に対するストレスがマックスに近くなった時、彼女は決まってこう言った。
「あなたがいてくれて本当に助かっている。私たちはすごく似ている。だから話しているとほっとする。大切な親友」
私は馬鹿だから、その言葉で何故かすっきりしてしまって、また繰り返される愚痴に付き合う日々が再スタートする。何事もなかったかのように。なんてバカバカしい。虚しい。
そんな日々はある日突然終わる。
私を散々馬鹿にする内容。多分、「本当」の親友に向けたはずのメール。
あいつ(私)、なんであんなにブサイクなんだろうね笑っちゃう。みっともない。唯一の長所はおとなしい所だけ。着てる服ダサいし。一緒に歩いてる時、正直恥ずかしい。
初めて、人を心底憎んだ。ぶっちゃけてしまえば、死んでしまえば良いとまで思った。
私は何も言わず彼女との繋がりをすべて経って絶って、とにかく忘れる事ばかり考えて暮らした。静かに静かに。でも無理だった。時折夢に見た。意味もなく涙が出る事もあった。
あれから7年。
華々しい人生を謳歌しているだろうと思って読んだのに、内容はまったく異なるものだった。
彼女自身の浮気によって、あの幸せそうな家庭は無残に壊れてしまったらしい。
子供も旦那さんが引きとって、もう二度と合わせてもらえないと嘆いていた。
薬を大量に飲んだと酒瓶と一緒に写した錠剤の写真があった。
拒食と過食を繰り返した彼女の顔写真には、もうすっかり昔の美しかった面影は無かった。
むくんで太ってクマが出来て吹き出物だらけの顔。
死んだような目をして薄ら笑いを浮かべていた。
神様はきっと見ていてくれたのだ。これは私へのご褒美。
泣きながら叫んだ。笑ったりもした。もしかしたら私自身もあの時すでに壊れてしまっていたのかもしれない。
でも、それでも構わない。
彼女の不幸になることで、私は多分とてもとても救われたのだから。
男だけど、あなたみたいな女性は人間的に好感が持てます
そんな悲しいこともう忘れなよ。 あなたはあなたの人生をいきなよ。 憎しみの対象を失ったとき立って居られなくなるよ。
http://anond.hatelabo.jp/20100724233520 あるある。 私はそういう彼女と一回縁を切って遠くに行った。 こういうときくらいしか彼女のことは思い出さない。 今、彼女がそばに居なくてよかった...
この話がメシウマなのはわかるが なんでそのていどのしょうもないことをずーっと引き摺ってメンヘラ気味になってるんだろう増田
そりゃ最初からメンヘラだったからじゃないの。 「あなたがいてくれて本当に助かっている。私たちはすごく似ている。だから話しているとほっとする。大切な親友」 私は馬鹿だか...
http://anond.hatelabo.jp/20100724233520 「本当」の親友に向けたはずのメール。 「本当」の親友なんて、ホントにいたら、こんなことにはなってない。みーんな彼女の一人芝居。彼女は何がし...
小学校からの友人が子供を産んだんだけど、 未熟児仮死状態で生まれて脳性マヒ。 今日面会に行ってきたら、友人は放心状態になってて、 私に泣きながらいろいろ言ってた。 昔からこ...
( ;∀;)イイハナシダナー
おお、よくやった!! これはメシウマだなwww
http://anond.hatelabo.jp/20100724233520 勝手に愚痴ってスッキリして「あなたは私の親友!」って言う人いたなー。 まあこういう人は親友にはなれない、誰とも。 親友と思ってる人のことも誰か...
http://anond.hatelabo.jp/20100724233520 人の悪口って絶対に言っちゃいけないのは本当だな。必ず自分に跳ね返ってくる。
とてもいい話だと思いますが、文才の無さが惜しまれます。 自虐はしなくていい。カタルシスが薄れる。