上を伸ばすより下を底上げするほうが社会全体のパフォーマンスは高まる。
それ、本当か? 少なくとも経済においては、「どうやら上を伸ばす方が良さそうだぞ?」っていうのが、ある程度国家間の横並び本格競争を
もたらしたグローバリゼーションでの結論じゃないか?
個別要素は色々あるから一概には言えんけど、「上を伸ばすアプローチ」を採ってるアメリカや韓国・シンガポール(中国も入れてもいいかも)の方が、
「底上げアプローチ」気味な日本や大陸欧州より好調っぽい、のにはやっぱり何かあるぞ、っていうのがマクロ経済での認識だと思うが。
突出して優秀な奴が数人居るよりも、バカのいない環境のほうが快適だろ?
個人的にはその認識には同意するけど、「快適」なことを「効率的」と結びつけるのは根拠が無いだろ。
「効率を落としても(まあ、快適と効率は無相関なだけで逆相関とは限らんとは思うが)快適を追うべきだ」という主張なら俺は納得するけど、
「上を伸ばそうぜ!」派の人はたいてい「快適?幸福?そんな測れないもの気にスンナ!マクロ経済なんだよ、経済!」な人たちなんで、
そういう人が納得しないのはちゃんと筋が通ってると思うよ。
まあ「努力教は不幸な社会への道かもしれんけど、努力教徒は経済総体しか気にしてないんだから、論理的に首尾一貫してて論破できない思想だよ」
ってことな。
別に経済指標のために生きてる訳じゃないだろ。 アメリカや日本韓国よりも大陸欧州に生きてる人々のほうが生活の質が高いのはどういう事なんだ。 国民皆保険だし失業手当も欧州は手...