2010-07-18

もしかしたら俺は小学生童貞捨てられていたかも、という妄想の話

小学生の頃、同じクラス閻魔あいみたいな感じの女の子がいた

色白で、華奢で、本当に無口な子だった

そんな子が、当時の俺にはよく話しかけてきていたので、

「もしかしたら僕の事好きなのかな?」といつしか思うようになった

内部進学で中学生になってしばらくすると、彼女は突如不登校になった

教室掃除する際、俺がその子の机とイスを移動させるとヒューヒューとはやしたてられる

今にして思えば同類と思われていたんだろうな

その後ある日、「俺の名を呼ぶ子供」から電話があったが、電話に出た糞親父はベロベロに酔っていて相手の名をろくに覚えちゃいなかった

俺はもしや、と思い電話をかけたが、彼女の母には上品物言いで否定された

外部の高校に進学してから、俺は彼女の家を訪ねてみようと思った。最初同窓会でいい話を聞かなかったからだった

こう書いてて、ほぼ思い込みだけで動いた当時の俺は本当にキモイと思う

案の定、帰って!!と物を投げつけられて退散する事になってしまった

それから15年以上

ミッシングリンクの原因になった糞親父は会社を潰して姿を消し、大学を辞めた俺は一年ほどのニート暮らしの後にかろうじて地元工場に潜り込めた

ストリートビューが出現して真っ先に検索した、JR線沿いの彼女の家があった場所には、分譲マンションが建っている

もう同窓会には行けない。彼女が今どうしているかなんて聞けやしない

そして、当時の彼女少年みたいな胸を想像してはオナニーを繰り返す俺がいる

そう、アレはすべてバブル期の夢、あるいはキモオタと化した俺の妄想だったんだよ、と自己に言い聞かせて

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん