秀逸なタイトルだと思う。
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思うに、ある職務において有能な人を「昇進」させるのが悪いんである。
そりゃ現場の仕事内容を知らないと管理職はできない、というのは正しい。
でも現場で有能な人が、管理職になったときに、より有能さを発揮するとは限らない。
実際に頭と手を動かして能力を発揮し、功績をあげてきた人を、その功績をたたえ、担当や主任から「昇進」させて予算管理をする役職につけた。
プロスポーツ選手のコーチが、必ず元プロかといえば、そうじゃない。
逆に元スター選手でも、コーチや監督に向いてない人はたくさんいる。
役職として「昇進」ではなく、単純に「昇給」するようにすればいいんじゃないか、と思う。
ヒラの担当としてイマイチ能力が発揮できない奴は、別の業務(いわゆる管理職とか)に「転任」させてみればいい。
担当から課長(マネージャ)になるのは、「昇進」ではなく、「転任」という位置づけ。
主任として有能だった人が、今は社内の調整(=流行りもの大好き・キーワードトーク大好きの、気分で発言する偉い人たちの機嫌取り)やら予算管理やらで精彩を欠いている様子を見て、そしてその上の人間のピントのはずれ具合を見て、非常に残念に思う。