「ドブスを守る会」に対して「主権回復を目指す会」が擁護していることが話題になっているが、
よく考えると、ごく自然なことじゃないか?
「主権回復を目指す会」というのは、思想志向としてはネトウヨ、民族浄化主義であり、
「民族浄化」のメニューとしては「劣性種の排除」を含めている。
ずばり言ってしまえば、「主権回復を目指す会」はナチ同様に優性思想の傾向があり、
「日本から障害者を根絶したい」というホンネを隠し持っている。
聞くところによれば、「ドブスを守る会」は障害者を揶揄した『作品』(かぎかっこ付)も
手掛けたようだが、障害者根絶を切望している「主権回復を目指す会」にとってみれば
「よくぞ成し遂げてくれた!」とでも思っているのでは?
で、「障害者」の拡大解釈として、「ドブス=ルックスが不自由、障害」と思っているのであれば、
ドブスの揶揄というのは広い意味でも障害者排斥行動であるので、彼らにとっては当然の帰結となる。
別の言い方をすれば、「民族浄化のためには、ドブスの遺伝子を日本民族に残したくない、
100年後の日本民族はドブスの社会淘汰の結果美男美女ばかり」という社会を
「主権回復を目指す会」は夢見ているのだろう。
念のため付言しておくが、自分は「ドブスを守る会」も「主権回復を目指す会」も、
いずれも全く支持しない。
どちらも「トンデモ」であると思っているが、よくよく考えてみると、トンデモの根っこが
共通していることに気付いたのである。