2010-06-16

情報流通と「まとめ」「編集」について

http://togetter.com/li/29563

一般に編集という場合、①情報の収集、および②加工、というプロセスを指す。

しかし、①収集も、一定の方針に基づいてなされるから、①と②の境界は曖昧だね。

たとえば、テレビ局が、ニュース素材として市井の人インタビューを行う場合

闇雲無・作為ではなく、放送される画を想定して、使えそうなことを言ってくれそうな人を選んで、マイクを向けるはずだ。

もっとも、これは、「放送時間が限られている」という放送メディアの特性に由来するもので、そのような意味での制約がないネットには当てはまらない。

ネットにおいて、制約があるのは、読み手の選別・読解能力脳味噌の性能や知識という意味にとどまらず、可処分時間や興味の程度も含む広義の能力)。

読み手の能力は個人により千差万別だから、読み手の便宜を主張して、編集者にそれを考慮するコストを負担させるのは、情報流通にとって余りよいことではないと思う。

読み手は、「まとめ」のタイトルだけでなく、編集者過去編集履歴を知った上で、その情報価値を選別すべきだろう。

また、編集者においても、自分編集方針がいかなるものであるかを示すシグナルを、何らかの形で発信すべき場合もあるといえる。

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