性別について考えるきっかけ、は色々ある。
不思議なことに、女性が極端に少ない場合、女性の行動は両極端な2パターンになる。
一つは“女王様”もう一つは“同化”だ。
男を顎で使うか、どんどん混じっていくか。私は後者だった。なぜか中途半端はやりにくくて仕方がなかった。
こんな事を書こうと思ったきっかけはある先輩とのやりとりが原因だ。
ある時作業が遅くなってしまい、先輩と帰ることになった。私は大学の最寄り駅の近くで一人暮らし、先輩は実家だった。
夕ご飯を食べていなかったので、何か食べて帰ろうかという話になった。
大学近くは学生向けの店が多くあったが、どこかに入るそぶりもなく先輩は一直線に駅まで向かった。
私が「何処行くんですか?」と聞くと
先輩「え、君の家で何か出して貰えると思ったんだけど・・・」
私「いや、そういうのはちょっと・・・もう遅いですし」
先輩「そっか、いやーそれぐらいには仲良くなれたかと思ったんだけどなー。ごめんごめん。」
ご飯出すだなんてそんなこと言ってない。確かに会話中に一人暮らしで家と駅が近いといいはした。
先輩が自分を襲うとは思ってはいなかったが、あんな遅い時間に男と2人なんてありえないと思っていた。
正直なところ自分がそう言うことに対して神経質であることは自覚していたが、
もしもなにかあったら取り返しがつかないし、そのような場合被害者も非難されるので防犯意識が高いことが悪いことだとは思っていない。
それぐらいで丁度いいと思っていた。
ショックは受けたが、そのときは男性はあまりそう言うことを考えないのだろうと思い、ファストフード店に入った。
なんとなく違和感を感じていたが同時はあまり気にしていなかったように思う。
先輩が、「君達は旅行とかしないの?」といった。
私「特にないですね。今女子私しかいないんで、せっかくみんなで旅行しても一人部屋になっちゃいますし。」
先輩「え、部屋別々なの?」
私は絶句した。すると同輩が
「やっぱ女性ですし。そりゃそうでしょー。」と言った。
私は確かに男と同化していた。重い物を運ぶときは体力腕力の違いはあれどできる範囲で運んだ。
重い物を誰かに持って貰うことは、私にとってお得なことだろう。でも私は女性だからと言う理由で優遇されたりはしたくなかった。甘えたくなかった。女性を武器にしたくなかった。
人それぞれとは思うけども、同じように何かすることの方が私にはよかった。
でも私は、彼らの前で服を着替えたりはしない。
私は女で男ではないから、女子トイレや女子更衣室と言った区別は必要だ。
私は確かに、男と同化していて、女っぽくないと評されるけれど、人によってはいい意味で女っぽくない、いい友達だと言われたりする。
でも私はやっぱり女性なので、女性的なものを完全に捨てているわけではない。
これを読んでくれた人の周りにも、さばさばしてたりとか、男性に混じって女性とは思えないような働きをしていたり、女捨ててるように見える人がいるかもしれない。
元々そう言う気質の人もいるだろうし、その方が楽という人もいると思う。
でもやっぱり何でも言っていい・していいというわけではないのだと、そう思う。
その先輩はちょっと常識的ではないと思う。 性別というものを超越した何かなのではないか。
たまにいるんだよね、「差別と区別」の見分けがつかない人。 男と変わらない行動をすると「女の子が…」と説教したり嘆かれたりその他もろもろ差別しようとするのはそのタイプ。 ...
解答ありがとうございます。 研究室でのつき合いは継続していますが、この先輩と2人きりになるようなことはとにかく避けています。 >> たまにいるんだよね、「差別と区別」の...