2010-05-08

憧憬としての萌えキャラクター

いわゆる萌えアニメに出てくる彼女達を、私には嫁と言い張る権利がない。

それは自分が男じゃなくてかつ同性愛者でもなく、あんなに可愛い彼女達を恋愛対象(or性的対象かw)として見ることがないからだ。

じゃあなんで自分ホモ好き腐女子でありながら女の子が選り取り見取りのアニメを見続け、

楽しんで、あまつさえフィギュアやグッズに手を出すのか。

人は誰しも子供のころ、自分だけのヒーローがいたはずだ。

そのヒーローのことを思うと憧れがとまらなくて同じコスチュームポーズを真似してみたり。というか俺もうヒーローなんじゃね?と思ってみたり。

子供のころだけに留まらず、それは多分大人になってもアイドルだったり歌手だったりモデルだったりに形を変えて人は自分以外の何かに憧れる。

私にとってそれが萌えアニメ女の子たちであっただけのことだ。

そしてその対象をリアルの人物に変えられないのは自分の圧倒的な劣等感だと思う。

容姿性格、その他もろもろ。

自分はかつての周りの同級生が憧れた同性のアイドル、いわゆるあゆとか、モー娘。なんかにはハマれなくて。

そのときに、周りから外れることが最も恐怖である小学生時代に、自分ダメだなあという圧倒的な敗北感を味わった。

でもそれから何年かして今になってやっと、自分自分だけの憧憬の対象を見つけられた。

とか、こんな風になんだかんだカッコよく繕ったって、自分大人になっても二次元を所詮逃げで利用してるんであって。

それはよくわかってる。

幼稚園児がセーラームーンプリキュアに憧れるの気持ちを、

「ああ、懐かしいなあ。そんなのあったなあ。」なんて懐古できるほど精神が成長してない。

まさに幼稚園児と同じ状態にあるから。

でも、もうそんなことどうでもいいと思うよ。

だって、彼女達を思うと本当に嬉しくなる。

例えば自分が好きなキャラクターの一人である、けいおんの唯は、アホの子だの(^p^)だの言われるけど、

彼女のひたむきさと純粋さと元気さと可愛さは、自分には欲しくても手に入れられなかったものだ。

彼女みたいになりたい。私は。だから頑張る気も起きる。くじけても立ち直れる。

いやまあ唯にはなれないってわかってるけど、それでも、さあ。

彼女達は私の生きる力です。

これは、正直男オタの人が言うような「俺の嫁ええええええ!」と、99%ほぼ同じ感情だと思う。

でもだからって彼女達を脳内性的にどうする必要もないので、

私は、彼女達が楽しそうであれば本当に幸せです。

他の女性がこういうアニメをどうやって見てるのかわかりませんが、

少なくとも自分場合はこうです。

強くて、優しくて、厳しくて、明るくて、元気で、いつまでも可愛いあなた達が永遠の憧れです。

いつもありがとう。

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