2010-04-11

メジャーリーガー大家友和は名無しからの海外挑戦だった。

野球ファンには馴染みがあるけど、あんまり野球知らない人とか、ニューススポーツコーナーに入っちゃうとチャンネル変えちゃうような人にはあまり知られていないメジャーで成功した投手大家友和という選手がいる。

今回このエントリを書いたきっかけは、

・その大家横浜復帰が決まったということ

日本大丈夫?このままでいいの?優秀な人たちって海外行くべきじゃない?みたいな風潮が最近特に盛んだということ

以上の2つ。


まず、野球知らない人のために、大家がどんな選手かを説明しておくと、

大家は、日本では横浜に94年から98年まで在籍。その間はたった一勝のみ。

そんなメジャーより野球レベルが(一般的に)低いと言われてる日本で成功できなかった選手が、

世界最高峰メジャーで2桁勝利を3度も達成できた。

あと、この話は野球ファンでも知らないんじゃないかな。

2006年メジャーで5億円プレーヤーだった。

ちなみにこれは、この年の日本人投手の中では日本プロ野球あわせて最高年俸で、当時の上原松坂井川を遥かに上回っている。


と、こんな感じで、レベルが低い日本で5年間あがいても成功できなかった男が

より高いレベルであるメジャー活躍しちゃった感じ。

ちなみに大家は2桁勝利を3度記録してるんだけど、

日本で、12、3勝を2、3度したところで、年棒なんて2億円に届けばいい方だよ。


大家日本では成功できなかった。

5年たっても、1勝しかできなかった。

そんな男がだよ?

松井イチローレベルがうじゃうじゃいるような、そんなところで2桁勝っちゃうんだぜ。

日本活躍した松坂とか野茂メジャーでも通用した、ってのとは話が違うんだ。





で、そんな大家を踏まえて、だ。

みんな、今、あがいてもあがいても。

俺にはそのあがきがあなたにとってのベスト努力の方法だと思わないわけでして。






俺、最近思うんだけど、環境ってすげー大事だぜ。

もともとの能力ってみんなそれぞれなんだけど、どんな環境でもフルに能力出せるやつもいれば、ある環境下ではすげーやつになるっこともわけじゃん?

自分がどこでテンション上がったり下がったりするのかって、そういうことを探したり、自分で知っとくのはとても重要だと思う。

どんな環境でも自分の精一杯の能力で最高の結果が出せればいいぜ?

でも、そんなもんじゃないし、そんな風にはなってないでしょ。





思うのは、ある環境レベルの高低より、その環境自分に合ってるか合ってないか。

野球でいうと、日本メジャーがどっちがレベル高いか低いかとかより、どっちが向いてるか向いてないかの方が大事なわけ。


みんなが日本にいるのって、だいたいの人が日本で生まれたから、その成り行きでここ日本勉強してたり働いてたりするわけで、

自分に一番合う環境を探したら、それが日本でした、ってわけじゃないでしょ。



だから、みんな大家でいいんだ。

今の状況に不満があるなら、自分に合う環境を求めて海外に行っていいんだ。

それが中国なら中国に行ったらいいし、アメリカならアメリカに行けばいい。それが日本ならそのままここにいるのがいいだろう。

まずは、ベストを探してみたらどうだろう。

日本で生まれた。日本が好きだ。だから俺は日本で一生生きていく。

それは素晴らしい。


でも、もし、あなたに一番フィットする環境があったとして、そこであなたが人生を大きく変えて、

世界に影響を与える人物になったら。そうなったら、おもしろいよなあ。


上司に無理だといわれてもいいじゃないか。

日本で無理なやつが海外行っても無理だといわれても、気にすることはない。




そんな時には大家を思い出して。




自分”を一番発揮できる場所を探しに行ったって、バチは当たらないんだぜ。

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