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20年間、都会を離れたことが無かった。
しかし、こないだ田舎へ行く用事が出来たので行った。
そしてこう思った。
田舎は糞ったれの行くところだ。
とある理由で町役場の人間と話すことになった。
彼の脂ぎった顔に「小さな世界」が如実に現れる。
そこへ行った理由は伏せるが、とにかく大きな態度で出てきたので困った。
挙句の果てに「都会から来たあんたには分からんよ。」などと距離を取られる。
こっちから距離をとりたいのに、牽制されたようで腹が立つ。
彼から田舎者の匂いがした。今まで無縁だった、閉鎖的なにおい。
歪んだ笑みに、流動性のない身振り
本当に腹が立つ。
都会は良い。
誰が誰をしようが干渉しないルールを知っている。変化を心得ている。
田舎は気持ち悪い。
誰が誰でどういった人か見張っている。変化に弱くて、醜い。
個人的な意見だが、都会と田舎の二元論で語る人間は精神的な田舎者だと感じる。
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