2010-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20100303004318

研究世界では、100%のデータが揃わなくても、先に論文を発表したほうが勝ちだ。一方で、完璧クオリティでも、発表が他人より1日でも後になれば、評価はゼロになる。

よくこういうこと言う人がいるけどさあ。実際に評価がゼロになった例ってあんの?

企業製品開発でどっちが先に特許とるかみたいな話ならともかく、研究世界では他の人と全く同じことをやるなんてリスクばっかりで意味ないと思うけど。同じ目標だとしても「おれはここが違うんだ」ってアピールできるところがある筈でしょうに。「1日でも後になれば、評価はゼロになる」なんて研究はそもそもするべきじゃないだろ。

クオリティが低くても先に言っちゃった方が勝ちだよ、っていう主張自体も気に入らない。急ぎすぎて変な結果を変な解釈で発表したらどうすんの。フライシュマン&ポンズとかさあ。そこを見極めるのにみんな苦労してるって思ってたけど、違うのかね。

だいたい、30年前の国研ならともかく、きょうび完全に納得するまで発表しないなんて余裕のある研究者はいないっての。

まあ、おれみたいなポスドク崩れ無職が恐れ多くも天下の京大先生に絡んでも空しいだけなんだけどさあ。ルサンチマン丸出しだよな我ながら。

記事への反応 -
  • 研究の世界では、100%のデータが揃わなくても、先に論文を発表したほうが勝ちだ。一方で、完璧なクオリティでも、発表が他人より1日でも後になれば、評価はゼロになる。そのため理...

    • 研究の世界では、100%のデータが揃わなくても、先に論文を発表したほうが勝ちだ。一方で、完璧なクオリティでも、発表が他人より1日でも後になれば、評価はゼロになる。 よくこう...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん