2010-02-22

音楽におけるセンス競争について

けっこう話題になったサブカルブログ音楽何が好き?と聞かれたら

くるりと答えておけば安牌みたいな話があって、あるあるネタとして受け取ったんだけど

自分なりにそのあるある感の仕組みを考えてみてちょっとこれはいかんなと思った

その話で重要なのはくるり音楽業界におけるポジション

あまり音楽を知らない人とサブカル音楽好きの中間地点より少しサブカル寄りサブカル入り口あたりにくるりがいることじゃないかな

きっとそのブログ彼女は他にもっと好きなアーティストがいて

それを他人に説明する煩わしさとそれによって得られる成果の期待度の高さ

そしてサブカル好きの自分のセンスに対するプライドとそれに対する対外評価を計りにかけて

彼女たちの最小公倍数兼最大公約数、妥協点兼試金石として丁度いいところにいるくるり名前を出すんだと思う

それがわかるからこそ、そのあたりしか聴いてない人のことを

ミーハーサブカルやヴィレバン厨と言って揶揄する人もたくさんいるわけで

でもそれはそれを揶揄してるもっとマニアック音楽を聴く人や聞かれる側のアーティストにも当たり前のようにあるわけで

いわば音楽におけるセンス競争アーティストリスナーも驚くほど様式的な形で参加してしまっている

たとえば2ch音楽スレでよくあげられがちな面々ビートルズやフーから始まりミッシェルゆら帝ナンバガ村八分toeガスターデルソル武満徹などなど

自分の嗜好と対外評価を計りにかけその中で一番センスがいいとされる

いわば無難アーティストをこぞってあげた結果一里塚のようにぽつぽつと偏りが現れてくる

センスのよさ競争で外し要素は重要だがセンスの良い外しかたというものが漠然とあってそこからさらに外れたものは叩かれる

だんだんコツをつかむとより危険牌に近い安牌がわかるようになるから安全にスタンドプレイもできるようになる

一見このバンドは○○だが、こういう視点から見ると○○で面白い式の

当然みんな単純に好きだから聴いてる部分がほとんどだろうからそれだけに

自分も気づかないほど巧みにそういう感情が紛れ込んでしまう

自分の中のそれをやっつけるべきかどうかは未だにわからないけど

もっと自分の嗜好のプライベートな部分や俗っぽい部分、普遍的な部分も等しく大切にしないとつまらないと思う

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    • 話を広げる事が出きないのはお前のコミュ力不足のせいだろう。

      • 正解。 そして早稲田に通うサブカル女子が馬鹿すぎる。 ま、卒業する頃にはまともになってることを期待しようか。

    • 自分と同じ音楽が好きな人は少ない。確かにオレもそう思う。 たぶんオレが今一番好きな人のことを言ってわかる人って100人に一人とか1000人に一人とかそういうレベルだから。 でも、...

    • ライ麦畑かなんかで 人に宗派を聞くときに「あなたがもし私と同じ○○派に所属してたならもっと楽しかったのに」 という気持ちを込めてくるからちょっといやみたいな話があったんだ...

    • オタク系は「オタク」という大きなカテゴリでまとまることができるが サブカル系は小異を捨てて大同に就くのを嫌うから。 サブカルはオタクと違ってサブカルどうしでまとまることが...

    • 音楽の話で普通に盛り上がるが、それは俺や周りが多少は音楽を趣味とする人間だからかな。あとはヲタク同士なら、好きなアニソンとかでやたら盛り上がる。そこそこの確率で手軽に...

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