2010-02-17

Re:アニメ市場の縮小について→ヲタ市場の飽和と分散

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2010/02/post-69ad.html#more

コメントとして書いていたけど馬鹿みたいに長くなったので、ここに書きますわ。

リンク先は、生の数字はともかく分析は大したないと思うんですがね。

個人的には、小学生朝顔観察日記くらい中身が無いと感じています。

子供向けの数値について

大きなお友達向けと、子供向けアニメビジネスモデルが基本的に違います。子供向けのソフトの売上なんて、はっきりっておまけです。この商売のメイン収入はグッズです。「プリキュア」といった女玩向けのソフトを買うのは、本当に一部の好事家くらいです。全体のスケールの埋没して見えにくいんですが、国内はほぼ単調減少です。これは、ぶっちゃけ少子化がもろに影響していると考えるのが自然でしょう。ソフト売上高といったことより、玩具といった周辺ビジネスの落ち込みのほうが、むしろ危惧される点です。海外2003年をピークに落ちてはいますが、2000年の水準にもどったくらい。15億~20億円で飽和といった感じでしょう。(具体的に売れた作品を調べないと断定はできませんが)

・国内の大きなお友達の向けの数値について

放映数が増えているのは、単純に1クール、2クールの短期作品の比率が増えたからで、質的に変化したわけではないと思います。コードギアスといった作品は第2シリーズありきですし、第3シリーズの話も出ています。売上高を見ても、昨今の個人消費の動きからすると、よく持っているなと感じます。オタクも可処分所得ギリギリまで持たせますしね。ただ今年あたりから、がくっと落ちるような気がします。コミケ現場の声を聞くと、ようやく消費の落ち込みが見えてきたとのこと。しかも、売れるのは東方といった安いもので、量出ても金額ベースが伸びないと。

海外大きなお友達の向けの数値について

ご指摘のとおり違法コピーファンサブも問題は大きいと思います。ただ、売るための価格設定とか、本気でマーケティングをしているのかとは思います。2話入って5000円、いわば、50ユーロだの60ドルだので買うのは、日本オタクくらいかなと。

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