女に好かれるヤツはとにかく会話が上手い。傍から見ていたって、まるで流れるように気持ちのいい応酬が続いていく、そんな様を合コンで何度も目にしてきました。そんなヤツと、僕との間にどれほどの差があるんだろう。。どうすればヤツの様になれるんだろう。。そう思ってここ1年ほど工夫をしてきました。それを纏めたいと思います。ご意見・ご批判をください。
良く会話はキャッチボールといいますが、あれはある意味では間違いだと思います。理想を同じ野球で当て嵌めるなら、会話はブルペンだと思っています。女性が投げたいボールを全力で投げさせてあげて、それを気持ちのいい音で捕球して、いい球を投げたら褒めてあげて、いまいちなら励まして、寸分たがわず欲しい位置にボールを投げ返す。そんな相手と会話している時の女性は実に楽しそうですし、周囲もそれにまきこまれて盛り上がる。
リア充力は恐ろしいです。これが僕にとっての理想の会話力です。それを手に入れる為に、やってきた事を書きます。
会話をするには話題が必要です。ブルペンでも、投手が投げるボールをどんな風に受けたてあげたら、いい音がするのか?捕手に知識がなくては話になりません。従って捕手には知識が必要です。会話においても男性側に話題の豊かさが求められる訳ですが、映画や本や遊びから多くの知識を得る努力も必要です。ですがそれらよりも思いのほか効果があったのが、女性ファッション誌を読むことでした。
それらの雑誌には今女性が求めている事が載っています。流行のグッズやレストラン、男に求めるもの、恋愛感・・・投手がどんな球を気持ちよく投げたがっているか?球種に対する知識だけでなく、投手個人の嗜好にも通じていた方がいい捕手です。女性についてファッション誌ほど大雑把に纏めてくれて居るものはありません。プレゼントを選ぶ際にも、ファッション誌を通じて得た知識は役に立ちます。
会話をするには当たり前ですが言葉が必要です。それもその言葉が胸に響くほどいいのは言うまでもないと思います。ブルペンで、投手が投げたボールに対して単に「いい球来てるよ」っていうよりも「いい回転の重いストレートだ」とか、的確な表現で褒めて貰えたほうが投手も気持ちがいいでしょう。
そこで。映画を沢山みることが良かったと思う訳です。映画のキメの台詞は考えつくされています。そんな台詞を感動と共に胸に刻み込んでおいて、いざと言うときに正しく使えたなら、女性も嬉しいはずです。例えば、レミオロメンの粉雪にこんな歌詞があります。
「僕は君の事など知っては居ないだろ それでも一億人から君を選んだよ」
他にはこんな台詞もあります。
「確かに、今、俺にとって大事なのは仕事だけど、俺にとっていつでも大事なのは君だけだよ」
こういう言葉を覚えておいて消化して、いざと言うときに自分の言葉に出来たらカッコイイと思います。極端すぎたかもしれませんけど、言葉は力だと伝わればいいです。
何のために会話をするのでしょうか?人によって色々理由はあると思うのですけど、僕にとっては相手を知るためです。どんな性格で、どんな趣味があって、どんな夢があって。知らなければ人を好きになることはできませんから、必要なステップだとも思います。ブルペンで球を受けている捕手が「どうすればこの投手はもっといい投手になってくれるだろう?」と自分に興味を持って持っているものを引き出そうとしてくれていれば、投手は嬉しいのではないのでしょうか。
メリットもあります。相手の趣味をしっていればデートにもさそいやすいしですよね。また、知りたいと思って真摯な姿勢で見つめられて話をしている誠意はきっと相手にも伝わるはずです。会話をする際に、自分の話をしようとするのではなくて、相手の事を知りたいと考えながら話し続ける事でいろいろ変わってくると思います。
僕は英語が分かりません。。ですけども、そういうコミュニティ(外人が集まるバー)に行って、英語で会話をしていました。言葉が分からない分、相手を理解しようと思ったら表情やアクションを読まなくてはいけません。捕手はいつでも投手と会話できる訳ではありませんから、投手の小さなしぐさ一つからでも調子の良し悪しや感情の揺れを見抜けて上げなければならないでしょう。それと同じように、女性が示す小さなサインを見逃さない為にはどうするか?考える事が大事だと思います。
でもリア充には僕は敵いません。彼らには色気があるし、言葉には魅力があります。時には女性を苛めたり、貶したりしながらも惹きつけることができます。そんな彼らと同じ土俵に立てば、僕は同じ女性を奪い合う事はできません。一体これから僕はどうすればいいんでしょう?時には僕に興味を持ってくれる人も現れますけど長続きもしません。まだまだ暗中模索の日々です。