ほんと、口だけだ、鳩山首相って。
選挙前は「きれいごとを言う政治家だなぁ」だったが、「トラスト・ミー」以降は「二枚舌政治家だ」と思うようになった。
それを言っちゃうと、自民党をあんだけ叩いていた社民党や国民新党の政治家も権力の座についた途端に身内には優しくなっちゃってダメダメだし、大本営発表の提灯評論しかできないテレビ・新聞のジャーナリストのダメさよりはマシなのかもしれないけど。
「秘書の責任は雇っていた政治家が取れ。私だったらそうする」というようなことを言っていた人間が「オレたちゃ悪党二人組よ。そんなこたぁ分かっていたことじゃねぇか。選んだ国民が愚民なのよ」とせせら笑ってるんだからなぁ。
ただ思うに、こういう古き悪しき昭和の政治家精神構造が今の自民党には欠けていたから選挙に大敗したのではないか。
「利権のためなら恥を恥とは思わない」「金のためなら何を言われようが権力にしがみつく」「日本を仮想敵国と想定している国であろうが自分の利になるなら擦り寄る」と恥も外聞もなく、なりふり構わず邁進する。
こういう無神経さ・図太さが自民党には全然なくなったからなぁ。
ミンス派というのは「ALWAYS 三丁目の夕日」を見て涙流すような昭和ノスタルジーが大好きな人なんだろう。