海外のHD機向けゲームが色々とローカライズされるようになって、初めて触れる人が多いのか知らんけど
「日本のゲーム会社は遅れてる」みたいなことホザく人が増えてきた。
日本とは違う進化を辿ったゲームに触れてカルチャーショックで頭おかしくなっちゃったり、
宗教戦争に加担していたりするんだろうけど、本質が見えてないよね。
はっきりいうと、日本のゲーム会社と海外のゲーム会社で決定的に違うのはプロジェクトに付く予算。それだけ。
才能の限界にたどり着く前に予算の限界が来ちゃって作り手がフルでがんばれる環境ができてない。
なぜそうなるかっていうと、HD機にユーザーが期待するゲーム(要はグラフィックがキレイでボリュームのあるゲーム)を
作るために必要な予算をかけちゃうと国内だけじゃペイするのが難しいっていう現実があるから。
もちろんぺいできてるソフトたちもあるけど、圧倒的にペイできてない方が多いよね。
国内だけでペイできるように作ろうとすると予算規模が縮小され、PS2でもいいんじゃねーの?みたいなゲームしか作れない。
でもわざわざHD機買っといてPS2みたいなソフトをやりたい人なんてそんなに居ないよね。
高い金払って新しいゲーム機買った以上はその性能を最大限まで生かしたゲームやりたいんだよ、誰でも。
作る側だってそういうの作りたいよね。
でも無理なんだ、商売だから。慈善事業じゃないから。
市場規模のデカイ海外は海外で、調子に乗って金かけすぎてヤバくなってるけどww
でもやっぱ市場規模がでかいってのはいいよね。ニッチ市場でも絶対数がある程度あるからペイ出来る場合もあるわけだし。
日本のHD機で冒険できるのはFFみたいにブランド確立できててどんな出来でも一定以上の売上見込めるソフトぐらい。
もしくは気前の良いパトロン見つけられた人たちぐらい。そんなの居ないけど。
FF13は賛否両論あるけど、安牌狙わずに冒険したってのもすごいし戦闘に緊張感を持たせるってのに成功してる感があっていいよね。
序盤はまぁ、アレだけど。
グダグダ余計なことも書いたけど、日本のゲーム会社は能力で劣っているわけじゃない。金と時間と余裕が無いだけだ。
でもそれをどうすれば得られるかはわからんね。景気が良くなれば多少はあぶく銭がゲーム業界にも回ってくるかな?
でもゲームに投資するぐらいなら他に投資した方がまだ回収の見込みあるよね。難しいねぇ。
だれか予算の壁を才能の壁の向こう側に蹴飛ばせるぐらいの金をゲーム業界につぎ込んでくれないかな?
まぁ、予算の壁を超えてもその先に文化の壁があって、なかなか簡単に海外でも売れるようなゲームが出来るわけじゃないんだけどね。