DVD画質に満足できない視聴者観点からみた俺としては、BDに移行するのはいいことだ。プレイヤーないけどw
高画質化にあわせるためには、描く絵も大きくしないといけないのだろうか。
全てのTVアニメを劇場アニメレベルで作るなんて、正直なところ無謀すぎる。
(劇場アニメはその大画面に耐えられるよう、TVアニメよりも大きな紙に作画されている。)
BDに対応した絵作りをしていく上でのハードルはいくつかある。
1.作業量が増える
絵が大きくなればそれだけ作画作業量も増える。
2.制作期間の確保
作画作業量が増えれば、作画期間もより長く確保しなくてはならない。
3.収入面の確保
1カットあたりの単価が変わらないまま作業量が増えれば、実質アニメーターの年収は減る。
4.アニメーター人員の確保
大変な仕事をして年収が下がる、そんな仕事をやりたがる人はいない。
今でさえ生活がカツカツな人ばかりなのだ。
作監をやる人となるとなお難しい。
5.作画品質の劣化
アニメーター人員の確保が難しい以上、新人などに仕事が振られる可能性が高くなる。
1の「作画量」増やさないままで、どうにかしていこうという所に落ち着いているのがTVアニメの現状。
または、制作期間の確保と収入面の確保が出来れば、こちらもクリアーできる。
ただ人員の確保がどうしても難しいので、どの会社もできるというわけではない。
そして、劇場アニメばかりが作られてTVアニメが減っていくというのは、恐らく望まれている形ではない。
BD化の流れの中で、やはりどうにかよりよいものを作って行きたい、良い物を提供したいとは思う。
そのための試行錯誤は作画打ち合わせで行なっていくのだけれど…現状では3Dを増やしたり、とかかなぁ。
作画を自動でパス化するツールで全て加工して作ってみる、とかどうかな?
いや、全く上手く機能する自信ないけど。
むしろ今まで削減できる作業を自動化してこなかったのかと突っ込みたい。 アニメの人海戦術な面(+根性論主流)はもっとどうにかならんのかな。 何人か中の人と知り合いだけど、作業...