ずっと小説家になりたかった。
幼い頃から本が好きで、物心ついた時には小説家になりたいと思っていた。
「みのり伝説」というマンガを読んで、ルポライターもいいなぁと思ったこともあったけれども、基本的には小説家になりたかった
学校でよく空想に耽り、小説を書いていた。ストーリィはいくらでも思いついたし、どんどん膨らんでいった。
大学3年のときにようやく気がついた。自分には才能はないのだと。
諦めて今の会社に勤めてもうすぐ3年になる。
最近自分を見つめなおす機会が多くなってきた。そして小説が書けない自分がいることに気がついた。
昔はあんなに書けたのに。思いついたのに。考えるのは自分の仕事やプライベートのことばかりなのである。
mixiの日記ならすぐ書ける。どこに行った、何を食べた、楽しかった。
でも私はそういう日記を書く大人になりたかったわけじゃないのだ。
何で小説が書けなくなったのだろう。
答えは考えても出ないのだけれど、まず言えるのは私が小説を書くことを捨てたことが起因だと思う。
人生において小説を書く時間を不要なものとして、切り捨てたのだ。
私から捨てたのに、今こうして喪失感と寂寥感にとらわれているのはエゴの塊だということは理解している。
その程度で切り捨てられて、小説をまったく書かなくなる時点で小説家になる才能がないことも理解している。
けど、私は小説家になりたかったのだ。
気が向いたら書けよと人物が言ってくれる救いはないか? 遮二無二になって書いていたけれど、最近は一行目がでなくなってる。 下手したら最初の一字。お話が作れないという話じゃな...
5冊くらい連続で小説を読むと、イヤでも頭の中にストーリーが思い浮かぶよ。 小説空間に浸ればいつでも戻れるさ。
ストーリィって表記を見て森博嗣を思い出した。 正直門外漢だから、適当なこと言うけど、昔みたいに書けなくなったんだったら、昔のやり方とは違うやり方で書いたらどうか。 日記...