人は生まれながらにして猛獣使いである。
如何に自らの精神に巣食う獣と対峙し、飼い馴らすか。
というのが孔子の教え。
精神分析学では「超自我」といった解釈で説明され、
「大人」というのは「超自我を持った人」、
自分の意志とは無関係に言動がコントロール出来る状態を指す。
つまり「大人」とは道化であるが、「子供」と常に、そして既に接近している。
童歌の妙はそこに有ると思うし、
芸術芸能は「大人」と「子供」を撹乱させる事によって起こりうる。
子供が大人達に説教を説き、大人達が子供に詫びる。
古典的な作法だが、未だにワタシはそれが見てみたいのだ。
こんなご時世だからこそね。
〜T.H.
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