http://www.rossoneri.jp/2009/10/18_181001.php/trackback
上のエントリがホットエントり入りして注目を集めているようなので、ちょっと補足しておく。
といっても、骨髄バンクのサイトに詳細が載っているので、目を通せばドナー登録から提供までひととおりの事は把握できるはず。
ドナー登録までのながれ
http://www.jmdp.or.jp/reg/about/flow.html
骨髄提供までのながれ
http://www.jmdp.or.jp/donation/about/
骨髄バンクによると、術前の検査通院が数回、手術期間が平均3泊4日、術後の検査が数回。手術は病院の都合があるから、ほとんどは平日に行われるみたい。
休みがなかなか取れない人はこの時点でドナーになるのは難しいかもね。
骨髄バンクがドナー全員からアンケートをとってる。アンケート結果によると、3ヶ月後に痛みがかなりあると答えたドナーは0%、少しあるは8%、ないと答えたドナーは92%。元エントリの方は痛みが強く出た症例といえるのかも。
残念ながら合併症の例もあるから、ドナーになるならよく目を通しておいたほうがいい。
http://www.jmdp.or.jp/donation/experience/enquete.html
ブコメで「提供したら金が貰える様にしろ」という話があったけど、ドナーの入院費用や手術費用は、全て患者の負担なんだよね。術前の検診費から手術費、術後の検診費まで、ドナーが個室を使ってもそれは全て患者持ち。費用は30万前後。これ以上患者に負担させるのはどうだろうか。
直接ではないが、ドナーになることで給付金が支払われる保険っていうのがあるよ。大体入院給付日額の20倍とか、一時金で5万~30万くらい。ドナーを考えている人は医療保険選ぶ時に視野に入れておくといいかも。
http://www.jmdp.or.jp/donation/about/benefit.html
今は会えない。骨髄提供後1年以内に2通まで双方が手紙が出せるだけ。金品の取次ぎもダメ。
これは結構反対意見が多くて、骨髄バンク推進全国大会でも患者側、ドナー側双方から対面を実現させようという意見が出てる。骨髄バンクも実現に向けて厚生労働省へ申し入れを行っているらしいけど、まだ認められていない。そのうち認められるといいね。
骨髄バンクのサイトにはこれより100倍解りやすく記載されてるから、興味がある人は読んでみるといいよ。
ブコメで「善意に頼ったシステムでは上手くいくはずがない」という意見があったけど、青臭いかもしれないけど、自分はそういうのはちょっと寂しいと思ってしまう。ドナーになった時には旨みがないシステムかもしれないけど、自分が患者になった時のことを考えたら、そんなに悪いシステムでもないんじゃないかな。
先日、ドナー候補に選ばれたよ。 宝くじ1万円以上に当たるのとどっちが確率が高いのだろう。