そのとき経験したことを書きます。
骨折した箇所:左足くるぶしのあたり
当時、約1時間ほどかけて出勤していました。
駅まで5分、電車にのって数十分、駅から職場まで5分程度でした。
実質、松葉杖を使っているのは移動の数分だったと思います。
普段から全く運動しない私は、最初の1週間程度、特に上半身(腹筋・背筋・腕・肩)の
筋肉痛がひどく、大変つらい思いをしました。
年寄りには絶対無理です。
それまでほとんどしなかったハードな運動をする上に、移動が大変なせいでふらりとコンビニによったりすることもできなくなり、
さらには家の中ですら食べ物のある場所までたどりつくのがしんどくなったため、じっとしていたわりにすっかり痩せてしまいました。
昇るときもさることながら、降りるときは、いつ後ろから突き飛ばされるかわかりませんでした。
そのため、特に駅の構内は、常に危険と隣り合わせだと言っても過言ではないでしょう。
時差通勤だったのでまだマシだったとは思いますが、階段だらけ新宿駅を京王線から山の手線に
乗り換えるのは、もうホントにやりたくありません。
どんな人でも大体、8週間なんだそうです。
くっつけるには、固定して動かさないようにするしかないっぽいです。
2週間に一度ギプスを交換し、レントゲンで撮影するだけでした。
ギプスをはずすときに使う電動のこぎりみたいな機械は結構怖いです。
ギプスが外れたあと、謎の赤外線治療を受けるように言われましたが、老人たちで混雑していたせいもあり、私はばっくれました。
骨折のせいかギプスのせいか、骨折した足がむくんでむくんで仕方ありませんでした。
床置きしていた会社のPCの上に足を乗せていましたが、あまり効果がありませんでした。
寝るときは座布団の上に足を乗せたりしました。
2週間ごとに交換しましたが、装着時にぴったりしていても、交換するころにはかぱかぱになっていました。
筋肉は動かさないと本当にすぐに痩せてしまいます。
実際、ギプスが外れたあとに階段を昇るとふらついてしまって怖い思いをしました。
8週間ほど洗わないので、垢がたっぷりたまります。
湯船にうかんだあの白いぷかぷかにはホントに驚きました。
電車にのって通勤していましたが、極力、座れる時間帯・座れる電車(各駅停車など)・座れる車両を使いました。
しかし、どうにもならないときもありました。特に山の手線などはどうしようもありません。
そのとき、席をゆずってくれる人もいましたが、ゆずってくれないひともいます。
ゆずってくれない人の性別年齢色々でしたが、こいつは絶対ゆずらない、という人種がいます。
自己啓発に熱心な人間ほど、てめーが一番かわいいもんなんだと、いたく実感しました。
ちなみに最初はなんとなく遠慮していたシルバーシートですが、立っていたら一度転びそうになったので
それからはむしろ積極的に向かうようになりました。
当時、特に仕事が忙しかったこともあり、日常生活全てにおいて、手助けがないとどうにもなりませんでした。
一緒にいてくれる人のありがたさを痛感しました。
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