2009-10-02

JALマイレージの心配する前に、航空券が紙クズになる心配をすべき

JAL経営不安に際して、「貯めたマイレージはどうなるのか?」という心配の声が

ちらほら聞かれるようになり、週刊誌ネタにもなっている。

しかし、マイレージの心配をする前に、航空券の心配をする方が先決ではないか?

民事再生法による再建であれば航空券はセーフだろうが、

破綻型や会社清算型であれば、航空券すら「危ない」。

まさか」と思う人もあるだろうが(小生も「まさか」と思った)、

航空券すら紙切れになった実例は豪州に存在する。

http://nikitoki.blog.so-net.ne.jp/2009-09-26-1

>以前にも書いた通り、マイレージに関しては、

>これまで航空会社破綻で、無効になった例があります。

オーストラリアのアンセット・オーストラリア航空の場合がそれ。

>(スターアライアンスメンバーでした)

マイレージどころか、突然の運航中止で、

>買った航空券が無駄になった人も多数いました。

来る繁忙期は「年末年始」であるが、仮にJALが越年資金の手当てに失敗して

「12月31日に破綻、航空券全て無効」なんてことになれば、

Uターン組・入国組にとっては「未曾有の惨事」になってしまう。

乗客の損失が計り知れない上、物理的に「新千歳で足止め、那覇で足止め」という

乗客が多数発生したら、社会問題に発展する。

(自腹で帰京したくても、1月2日3日はANAもAirDoも満席だから、物理的に帰京不可能)

因みに、資金的にもっとも「危ない」のは年末であるため、この年末破綻シナリオは、

ありえない話ではない。

なので、帰省を検討している人は、リスクヘッジのため、ANAなりスカイマークなり新幹線

帰省されることをオススメする。

仮に最悪のシナリオの場合、航空券代がパーになる上に、帰京すら不可能になる。

・・・というワーストシナリオを想定する乗客が増え始めると、10月以降、

「航空券をパーにしたくないから、JALを忌避する」乗客が出てきはじめ、

JAL輸送人員が急減することも予想される。

こうなると「乗客数激減→経営不安加速→更なる利用忌避」という

悪循環スパイラルに陥る。

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