2009-09-24

一言で言えば、数学勉強することで養成されるのは、「モデル化」の思考である。

数学で鍛えられるのは、地球儀の作り方だと思えばいい。

私たちの周りに在る現実は、途方もなく巨大・膨大なものから呆れるほど微小・細密なものまで、様々なものごとがあるけれども、どれもが互いに絡み合って、とんでもなく複雑な姿をしている。

教科としての数学養成している「モデル化」の力というのは、そういった複雑な現実を理解しやすくするために単純化する方法なのである。

一個一個の具体的なモノゴトを数字や数式という形式的なもの(型)に落とし込むこと――難しく言えば「抽象化」――を通じて、色々なケースに共通して適用できる考え方や解決策を編み出す仕方を学ぶ。

そうやって身に付けられた力は、複雑な社会を生きていく上で役に立たないわけがない。

http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20090923

  • 数学を勉強してもあまり「モデル化」は身につかないと思うけどねえ。 少なくとも高校までの数学は作られたモデルをどう解析するかっていう技術に終始するわけだし、大学に入って集...

    • fitting とか ordinary differencial equation からはじめる mathematical modelling の教科書ってのは結構あるんだけど、確かに高校数学ではそういう話はしないねぇ(ちなみに当方、文系出身で、物理と...

      • 数学っていうより応用数学の話だったのか。 まー確かに普通の人は純粋数学なんてやらないから、そう思ってていいのかもしれない。 そういう意味ではさっき書いた「物理」ってのはこ...

        • 元記事はこれらしいんですが http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20090923 これ読んでもなんか抽象的で、応用数学の話なのか、反映原理(reflection principle)とか Loewenheim-Skolem とかの話なのか、自分には...

          • それは文系の人が書いてるっぽいから応用数学の話でしょ。 別にモデル化不可能だからと言って数学的な考え方が全部無意味ってことにはならないと思うんだけどね。

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