2009-09-16

大学を辞めました

以前にも増田エントリを書いて

増田の人にも肩の荷を降ろせとか発声練習の先生にも助言をもらいましたが、

やはりというか私には無理なようでした。

 

欲しい人材として優秀で熱意のある若者とよく言われますが私自身を振り返ってみれば

マナーなどの常識が怪しい、コミュニケーション能力が足りない、人付き合いも満足にできない、

専門の学問も座学のみで知識が乏しい、論理的思考能力・表現もできていないのであり、

熱意にしても私自身平々凡々に生きたいぐらいしか望みがなく、

仕事やりがいや生きがいにすることなんてイヤだと考え、

かと言って専門性を極めて学者と生きていける実力もなければなろうとも思わない。

そんな若さしか誇れない、つまり未熟な向上心の低い何もできない人間でしかありませんでした。

 

私が大学に入ったのはもしかしたら何か有能な人になれるかもと無謀にも考えたからで

実際に出来上がったのは根は真面目だが融通がきかず愚直に物事に進めることしかできない、

ほんの少しだけ専門の知識が増えただけの何のとりえもない、

言わば「無能な働き者」以外の者でしかありませんでした。

 

無能な働き者がいくら学卒の衣をまとった所で優秀でない人材であることには変わらず、

だとしたら、私のような無能に働く若輩者は無能な働き者らしい人生を歩んだ方が被害が少ないでしょう。

人生なんて諦めが肝心です。いくらしがみついても、できないものはできないのですから。

 

担当教官や様々な人に卒論のみを残してもったいないと言われたり、休学を勧められました。

が、しかし、卒論と言う大義名分を振りかざして本当ならば協力しなくても構わない方達に迷惑をかけ、

出来上がったものがお遊びのような紙クズ同然であり、高等教育を受ける機会に恵まれながら、その機会を全く活用できていません。

その上でお目こぼしをもらい、学卒と称して実力がないことを詐称してヘラヘラとしていられることなど

どうして何故できるというのでしょうか。私には私がそうすることをどうしても許せそうにありません。

このような偏屈でおかしな考え方を持っている限り私は自他共に苦労を振りまく人生になるでしょう。

私の思考を自発的に変えられるのは私自身だけであり、私のこの馬鹿げた思考の責任は私にしかないのです。当たり前の話ですが私自身が私を変えるか私自身の技能を向上させる以外に方法はないのです。

私の短い人生20年強の間に何をしてきたかといえば、この問題に直面するだろうと薄々気付いていたにも拘らず安穏とことなかれ主義で生きてきたツケで解決できる訳もなく、今後の見通しについても自信を持って満足に説明説得することも適いません。このあり様で私が学卒に見合う人材であると主張することはギャンブル漬けで借金まみれの人が5年後には堅実な生活を送れますというような現実味の薄い戯言でしかありません。

私がいくら悔恨に打ちひしがれ血反吐を吐こうとも私の胃に穴が開くだけのことです。間違った方向性の努力が実るはずもなく、報われるとしたら最終的に可能である・できるということを示し、有言実行する以外にありません。

 

これらのことができていない以上、私は無能な働き者であり、それ以上の人生を望むのは不相応でしかないのです。いくら悲しかろうとこのようなお粗末な結果となってしまったのは誰の責任でもなく、私の責任でしかないのです。だから色々なものを諦めるしかないのだと思っています。

助言を下さった方のご厚意を無碍にしてしまい申し訳ありませんでした。最後までこのような言い訳しか残せないこの身をお許しください。

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      • 確かに、学位授与機構の学士は微妙な立場にあるのが現状ですね。 もう一つ大きいのは、学位授与機構ではいわゆる新卒の枠には入れないということです。 (とはいえ、元増田は復学し...

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