2009-09-13

昨日あった出来事(ゾンビの思い出)

昨日、つぼなんとかっていう居酒屋で兄と飲む約束をしていたんだけど、

その兄はゾンビ化した彼女を連れて来た。

彼女の頭は流行りのメガ盛りで(ホントに流行ってんのか?)、体のラインにピッタリの

ワンピースパンティが見えそうなくらい短かった。

兄は僕にかわいい彼女を紹介してくれた(ゾンビだけど)。

僕はドギマギしながら、「かわいいワンピースですね」と言った。

彼女は、「ありがとう、あなたのウェストポーチキュートだわ」と笑顔で返してくれた。

それからお酒が入ると僕もリラックスをして、

兄の経営しているIT会社の話や、兄の彼女フライトの話や(国内線スッチーらしい)、

僕のしている新聞配達の話をしながら盛り上がった。

(僕は毎日決まった土佐犬に追いかけられるエピソードを話したりした)

それから僕の得意な「円周率の100ケタ暗唱」を披露しようかな、と

思いながらぼーっとしていたら、

箸を落としてしまい、それを拾おうとした瞬間、事件は起こった。

なんとテーブルの下から兄の彼女スカートの中身が見えたのだ。

しかも、見えたのはパンツではなく、パンツ以外のものだった。

僕はびっくりして、「ひゃあ!」と叫んでしまった。

「どうした、タダシ!」と兄がびっくりする。

僕はとっさに、「ゴ、ゴキブリっぽいものがいた」と誤魔化したのだが、

それがさらに混乱に輪をかけてしまった。

兄の彼女ゴキブリが大嫌いだったのだ!(女性としては当然だが)

それから阿鼻叫喚店長と名乗るレザーフェイスがやってきたり、

「貞子」と呼ばれるバイト女の子が這ってきたり、

外からはニヤニヤしたジャックニコルソンそっくりの客が来たりと、とにかく大変だった。

混乱した店を出た後、兄と彼女と別れた。

ネオンに照らされた彼女ゾンビだったが、美しかった。

そして僕は、ひとり西荻窪アパートに帰りながら、

「なんだ。ゾンビってテレビ情報と違ってキレイじゃん」

とつぶやき、それから月を見た。

月にはぼんやりと、今日見た兄の彼女スカートの中身が映っていた。

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