昔から、時々えらく不味い中華を食べさせられる事があった。
具体的に言うと、塩味が強くてコッテリし過ぎている。そして量が多い。
こんなの美味しくない、と俺は感じた。なのでそういう店には二度と行かない、と心に決めた。
付き合いで結局行く事もあるが、やはりマズい。しょうがないけど食べた。
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ところが、これが「町の中華料理屋」から「全国展開チェーン店」に話が発展していく。
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はっきり言って美味しくない。やはり塩味が強くてコッテリしすぎている。そして量が多い。
これが美味いなんていうヤツがいるんだろうか、と思う。
便利な場所に立っているので、他に適切な食べ物屋が無い場合に何度か食べ、食べるたびにそう思った。
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これ塩味キッツイと思うんだけどなー、コッテリしすぎてると思うんだけどなー、何でこれ流行してるんだろ、と思う。
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例のチェーン店が出てくるまでの俺の推察はこう。
塩味の強いコッテリ中華を出すオッチャンは例外なくタバコを吸っていた→タバコにより味覚破壊→塩大量に入れないと味わからない→流石に塩強すぎるのでコッテリで中和→結局塩がキツくてコッテリ
ところが、その味が全国展開されてるんだから話は別。
つまり、あの味が美味い、という層がこの世に存在するという可能性が出てきたのだ。
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酒の味を知るようになって味覚が変わるように、タバコを吸う事によって味覚が変わるのではないか?という事だ。
タバコを吸う人間の多くが、あの単に「塩が多くてコッテリ」を美味しい、と感じる味覚に変わってしまうのではないか、という事だ。
そうでもなければ、OやらSやらが全国チェーン展開して成功する、その理由が説明できない。
つまり、OやらSやらは「ターゲットはタバコを吸う連中」と決めて、あの味を作っているのだという事だ。
(全国のOやSの調理担当全員がタバコを吸っているのだ!なんてトンデモ暴論ではないので勘違いしないように)
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しかし、もう1つ考察すべき問題がある。
この現象が、中華のみで起きている現象だという事だ。
他のジャンルで、あそこまでしょっぱくてコッテリだと、料理として成り立たないのかも知れない。
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とりあえず言いたい。
もしも貴方の店が、タバコを吸う人の好みにあわせてるなら、そういう看板か情報をどっかに挙げて欲しい。
あんなしょっぱくてコッテリしすぎた中華、食べたくないから。
「元増田の味覚が大衆からズレている。」 その不可解な現象を17文字で説明してみた。