支持政党の集会に行ったのだが、酷いものだった。そこで、これからの党員集会の運営方法を考えた。
党員集会は無料とするが、無料の参加者は二階席等に押し込む。一階席は、寄付をした人だけとし、その金額は、最低金額(たとえば300円)を決め、上限は定めない。お金を政党への寄付金とすることは、納税控除を利用できると同時に、控除の書類を成立させる為に、明確な身分証明書を必要とするようになる。受付にコピー機を置き、顔写真と住所が書かれた身分証明書のコピーを取り、納税控除に使える領収書の控えに貼り付けて管理する事になる。
寄付をした人達には、意思表示用のボード(表裏で色が違い、かつ、yes/noが書かれている)を渡すのだが、このボードの隅に、日付と通しナンバーを入れておく。寄付金額とその党員に渡した整理ナンバーを、記録しておく。
集会の冒頭で、高額寄付者を金額順に、党員代表としてステージ上の席に招く。
質疑や判断は、まず、ステージ上の高額寄付者に聞く。これらは党の方針に逆らわないし、議員にも好感情を持っているので、ほとんど間違いの無い判断が出てくる。その上で、寄付をした人に、yesかnoかだけを尋ねる。客席の一般党員達がどんな投票行動を行っているのかを、動画で撮影し、ステージ上のプロジェクター等で映し出す。参加者は、周囲を見回すよりもステージ上を注視するようになる。
集会終了後、ステージに上げた高額寄付者とは、別に懇親会を開く。
以後、意思表示に参加するには寄付を出す必要があるし、党員代表になって議員との懇親会に出るには、より高額の寄付を出す必要があると認識されることになる。
党員集会に参加したからといって、その党の支持者であるとは限らないが、少なくとも寄付金は集まる。また、有権者の側にしても、政治家の事務所に行って秘書と茶飲み話をするくらいになってしまうとコアな支持者とみなされて、傘下の地方議会議員の選挙で票を水増しする為に、別の地方の支持者の住民票を移動させたいのでホストファミリーになってくれとか、支持者のドラ息子が少年院から出てくるので就職の保証人になってくれ等といった無理難題を持ち込まれるよりは、党員集会の会費程度の付き合いというドライな関係を維持できる。
無料参加者、寄付金を出す参加者、高額寄付者という階層を維持することは、他の党の支持者であっても乗り換えさせる為に必要な手段である。また、集会の模様は動画に保存し、政治家のwebサイト等で最新の物のみ公開するといった手段が取られる事が望ましい。
常に新しい支持者を掘り起こす為には、このような手法が望ましい。