2009-07-29

IT業界の(経営面における)酷い話

社員数300名程度(09年4月時点)の中堅SIerで人事担当役員やってる増田です。

ちょっと愚痴らせて下さい。

  

  

売上が落ちたせいでリストラしなくては会社存続が危ぶまれるようになり、

4~5月の2ヶ月間で100名退職、50名休業に追い込み、また残った社員に対しても

基本給を一律10%カットしました(ちなみに管理職は20%、役員は40%カット)。

そんな中、創業社長と二代目の専務、また社外取締役の創業社長の妻は、

3人合わせて月給2000万円を取り続けています。社員70人分に相当します。

 

 

さすがに減らして欲しい、と申し出ましたが、

 「自分たちは今まで会社滅私奉公してきた。単なる社員とは違う」

 「仕事が無くてクビや休業になるのは、スキル不足による自業自得だ」

との有りがたいお言葉を頂戴しました

前者はまぁそりゃそうですが、だったらピンチの時は私財投じて下さいよ)。

 

と言うわけで、私自身も7月末付けで退職することにしました。

 

 

創業者一族は経営能力が全くないので、

創業時からのパートナーである財務担当役員が実務を取り仕切っていますが、

彼もメンタル的にやられたようで、8月から病気療養に入るとのことです。

 

キャッシュフローシミュレーションでは、

どう考えても10月頃には給与を支払うことが出来なくなりそうです。

 

それから私財を投じるのかもしれませんが、

毎月*億円の経費をどこまで私財で支えられるかが見物です。

しかも年末には借入金*億円の返済も迫ってきていますし…。

 

失敗したら連帯保証借金**億円が創業者一族に掛かってきますね。

 

 

…こんな酷い話が有る訳無いですよね。フィクションですよ、フィクション

では10月の再就職までの2ヶ月間、10数年ぶりの夏休みを満喫したいと思います。

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