職業柄、中高生と話す機会が多いのですが、みんなけっこう『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見に行ってるんですよ。
女子なんかでも、ふつうに「アスカが好き!」とか言うわけですよ。
ガンダムに関しては男子が中心でややヲタっぽくもなりますが、いまだに「あえて言おう、カスである」とか「そうそう当たるものではない」とか言う生徒がいるわけです。どこで覚えてきたのかはよく知らないけど。
でも、オリジナルアニメでふつうの生徒の話題になるのってガンダムとエヴァと、あとジブリだけなんですよね。
例えば、福嶋亮大が
少なくとも、生産=消費のモードの変化という意味に限れば、『破』よりも「エンドレスエイト」のほうが遥かに重要だとここで断言しておきます(笑)。
http://blog.goo.ne.jp/f-ryota/e/4f8ac0e16510d7dfb7d15b17166ad768
って言ってて、ひょっとしたらそれはその通りかもしれないけど、「ハルヒ」を見ている一般人ってほとんどいないですよね。(これは言いすぎかもしれないけど、エヴァは知ってるのが普通だけど、ハルヒは知らないのが普通だと思う。もちろん、生徒の中には「けいおん」の話をしていたのもいるので、見ているのもいるんだろうけど、基本的にそういう生徒はもともとアニメ好きの生徒)
まあ、知名度の話は置いておくにしても、知られているオリジナルアニメはいまだにガンダムとエヴァ。
音楽なんかでもいまだにブルーハーツを聴いている生徒がいたりするので、よいものが残るというのは確かなんですが、バンドだったらブルーハーツ以降にも誰もが知ってるバンドがいくつもあるのに対して、アニメだとこの2つだけ。
これってなんでだろう?って思って。
個人的に思うのがキャラの作画。
例えば、「コードギアス」はけっこう話題になって、実際に面白かったアニメだとも思いますが、キャラに関してはいわゆるアニメ絵っぽすぎて、あるいは目が大きすぎてちょっと苦手でした。
一方、エヴァのキャラはぜんぜん抵抗なく見れます。同じ貞本義行の『時をかける少女』も抵抗なかったですし、この映画も普通の女の子でけっこう好きな人が多かったです。
まあ、自分はたいしてアニメを見てこなかったですし思いつきのレベルにしかすぎないですけど、誰かタイトルの疑問に答えてくれる人がいるとうれしいです。
追記
http://anond.hatelabo.jp/20090715233354
の言っていることは一部の人にとってはそうなんだと思う。
アニメの話がなされている空間において、コミュニケーションにおける「安牌」としてエヴァやガンダムの話をするというのはあるでしょう。
ただ、中高生が普通の場でわざわざアニメの話を持ち出す理由というのはほとんどないと思う。
ドラマでもお笑い芸人でももっと無難なネタはいくらでもあるわけでして。
なんの話をしたいんだよ
事前情報の差。いわゆる「バイアス」により、視聴者の視座が変わるって事さね。 エヴァにしろ、ガンダムにしろ、ハルヒにしろ、「それらを知っている人がいる」という前提で見る(...