友人に「デザイナーかっこいい!」なんて言われるけど、デザイナーなんて底辺だ。
いや、正確に言うと、広告制作の下請けのデザイナーこそ底辺。僕は完全にソレだ。
弊社には営業がいない。基本的には代理店からの仕事をたんたんとこなすという感じ。
媒体は様々だが基本は紙。時代はwebだよ!なんて一昔前に言ってたバカもいたけど、webの単価も安いよね。
うちも安いよ、さらにバカだもん。
この仕事をやっていて、残業代なんて言葉聞きもしないし、何分広告を中心としているので、すごく景気に左右される。
新聞の記事下やチラシの枚数とか見てわかると思うけど、激減だよ。
そこで、広告費削って出す時どこのお金が削られるか。デザイン費なんて入ってるようで入ってなくなるんですね。紙の値段もあがっているし。
そのくせ、明日校正出しだから今日中に頼むだ、今夜中に頼むだ、無理難題の納期だらけ。賃金なんてそのへんのバイトより安いよw
なんでこんな仕事してるの?ってきかれたら、なんて答えればいいか悩んでしまう。辞めたい気持ちももちろんある。
一番印象深いのは、職場見学に来た厨房だ。わかったかい?きみが目指すデザイナーなんてこんなもんだよ?って教えてしまった気がする。
夢の破壊者だ。まあ、将来的にはよかったのかもしれないけど。
カッコよく仕事をすればとりあえず見た目だけでもカッコよくなるよ。 給料は上がんないけどね。