http://anond.hatelabo.jp/20090405165927
元増田です。
もう既に別の方が的確にリプライしてくださってますが、
勇気というのはもらうことはできても、与えることはできない
ものなんだと思ってます。そもそも、元エントリー(http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/20090403/1238757230 )の人は勇気をもらうことを最初から拒絶しているわけで、そんな人に「(なにかをする)勇気を持て」なんて文章を書くのはナンセンスです。文章の最後を「勇気がないんでしょ?」で〆ているので分かりにくいとは思いますが、あの文章はもともとの意味とはぜんぜん違うんです。それは「だめな自分を受け入れる勇気を持て」ということであり、「受け入れる覚悟を決めろ」ということであり、「甘えるな」ということなんです。「一歩踏み出す勇気」を持てないと思うなら、「一歩踏み出さない自分」を受け入れろ、その勇気を持て、ということなんです。
元エントリーでは「勇気を持て」と言ってくる人たちのアドバイスが的外れであること、ぶっちゃけウザいこと、が書いてありますよね。もしエントリー主が「自分は勇気がないけど、それでも結構ハッピーに生きてるよ」と言える人なら、誰もこんなアドバイスなんかしてきません。彼女(彼かもしれませんが、以下彼女で統一します)がそのアドバイスに「絶望」することもありません。彼女は自分が勇気を持つことなんか不可能だと信じていて(事実かどうかは知りません)、でもその勇気のなさからくる不利益を受け入れるのは嫌なんです。そういう人は愚痴をこぼします。その愚痴は彼女の望まないアドバイスを誘発します。で、望まない答えに彼女はいらだつわけです。
本質的には、これは夏休み最終日の小学生の愚痴と変わりません。みんな一度は言いましたよね。山と積みあがった宿題を前に、「こんなのできるわけない、もう駄目、死ぬー!」って。しかも、わざわざ親に聞こえるように大声で。理屈で言えば、宿題やったら死ぬのであれば、やらないで始業式を迎えればいいんです。でもそういってしまうと子供は不機嫌に黙り込みます。勉強はしたくないけど、自分だけ宿題をやらずに叱られるのも嫌なんです。その覚悟はないんです。
彼女がブログの名前どおり14歳なら、こういう愚痴をこぼす権利はあるかもしれません。でも、その相手は親兄弟と親友だけにすべきです。もし彼女が18歳以上であるならば、もう愚痴をこぼす相手はいないことを覚悟すべきです。そして、自分が何者であるかを決めるべきです。自分は一歩踏み出す人間になるのか。それとも、踏み出さないことを選ぶ人間になるのか。実際には踏み出した人間のほうが有利だとは限らないわけですが、こういう甘えが抜けない人は隣の庭が青く見えます。で、自分は駄目だと「絶望」してみせるんです。この絶望は「自分の生き方からくる不利益を受け入れたくない」というだけのことです。受け入れていれば、「しょうがない、じゃぁ自分は手持ちのコマで何ができるのか、どこまでやれるのか」を考え始めるはずです。
ちょっと忙しくなったのでとりとめもなく書きましたが、私の考えたことはそういうことです。
「勇気があればなんでもできる」という絶望 - 魔王14歳の幸福な電波 http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/20090403/1238757230 が少し面白かった。 自分でも思い当たるところがない訳じゃない。勇気のな...
だいたいその言葉で何かが解決するとでも思ってるの? (思ってないから益田に書いてるんだとは思うが) 「ああ私には勇気ありません」 て人にあなたは勇気を与えられるの?
http://anond.hatelabo.jp/20090405165927 元増田です。 もう既に別の方が的確にリプライしてくださってますが、 勇気というのはもらうことはできても、与えることはできない ものなんだと思...
「気持ちがよい方向に向くようにする」は、自転車に乗るようなもんだからなあ。出来るようになった後は、どうして出来るのかさっぱり分からないし、特に意識しておいてメカニズム...
愚痴を言うことと前に進むことは両立すると思うんだが、その辺はどうよ。「愚痴は言うけど前に進む人間」だと決める、のような。 そして、周囲の人に言うのはさすがに迷惑かかるか...
その何でも人に与えてもらえると思うゆとり思考が甘えだって言ってんじゃないの? 勇気なんか自分で奮い起こすもんでしょ。 要は、勇気がないんでしょ?
勇気というより自信じゃ? 「自」分への「信」頼。 信頼は他人だけでなく自分に対しても成り立つと思ってる。
って50過ぎてんの?
http://anond.hatelabo.jp/20090405092651 なるほど。「自分は変われる、変えられる」と思うのも「自分への信頼」だし、「変えられない自分」を受け入れるのもある種の自分への信頼かもしれま...
元増田に意見するわけではまったくなくて、関連だから繋げただけですが、 「要は勇気がないんでしょ?」の言葉は、「やってから物を言え」ではないかと思っています。「努力して...