2009-02-16

まじかるディテクティブざいすちゃん

私、腕月ざいす!真実をひたすら追究する本格的魔法少女

今日はおにいちゃんの死体発見されてから三日目

名探偵関係者が、我が家ホールに集まっているのよ!

でも…どうしよう、マジカルステッキを使ったら私が魔法少女だってばれちゃうかも…

 

「まるで探偵小説のようじゃないか。犯人もこの場にいるんだろ」

うきうきとした声が迷っていた私の背中を押したの

バッグの中に忍ばせておいたマジカルステッキをそっと引き出して、手当たり次第にフルスイング

「な…君は被害者の妹…そうか…君が犯人だったのか…」

関係者名探偵は私の魔法でバタバタ倒れていく

血塗れたステッキを一振りして血を払うと、腰を抜かしている最後の名探偵の足元へとGO

「なぜ…君が?あのアリバイは…。しかし私たちを殺しても、いずれ真実は暴かれる!この世に名探偵がいる限り…」

ガッシ、ボッカ 最後の名探偵は倒れた。シンジーツ(笑)

これでお兄ちゃんも少しは救われるかしら

  

自分の部屋で首を吊って死んだお兄ちゃん

遺書には命を捨てなくてはならない想いが訥々と記されていたのに、お兄ちゃんを他殺だと言い張って、嬉々として集まってきた名探偵達。しかめっ面のその下は、珍しいパズルでも楽しむようなウキウキ気分を隠しちゃって、まるでネットイナゴみたい

シンジツは見えてるらしいけど、普通の物が見えてないみたいね

そんなウブメ病にかかった名探偵がいる限り、私は何度でもステッキをふるっちゃうんだから

この世に名探偵がいる限り、今日もざいすはアクティブに動き回るわよ☆

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