これは、すでに書いたとおり、日本の建築基準法の施行令の中で、木材の長期荷重の評価を科学的な根拠もなく、低く抑えているため。
しかし、北米では木材の長期荷重は鉄骨・RCと同一。このため、木造5階建て6階建ての共同住宅やホテルなどが出現している。
http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20020302.htm
ダウト。
平成12年(2000年)の時点で、木材の基準強度はRCとほぼ同じ強度となっている。
http://www.2x4lumber.jp/kaisetsu_04.html
(なお、住宅建設に使われるRCの基準強度は21N/mm2が一般的)
第一、木材は鉄骨・RCと異なり自然素材であり品質や強度にバラツキが生じうることを考えれば、木材の基準強度を低めに設定するのは理にかなっていると思うのだが。
(てか、「木材の長期荷重の評価」ってなんだよ…「荷重」は部材にかかる外力の事であり、部材の種類や国によって増減するなんてことはあり得ないんだが)
木造5階建ての建物が日本に存在しないのは、法律云々の問題ではなく、設計が難しいからと思われる。今出回ってる木造建築用一連計算ソフトは3階建てまでしか対応してないものが多いし。
それに今は、3階建以上の木造建築を申請しても認めてもらえないと思う。柱梁接合部の強度を証明する事ができないため、判定機関がOKを出さないから。(まあ、これは2007年の建築基準法改正以後の話だけど)