まあ、「気の置けない仲」というやつか。
彼は突発的に自分やその関係者をネタにした「業界裏話」的なおまけページを載せる人なんだけれども、俺が自分の近況を面白おかしく話していると彼が「いいんすか増田さあん、今度それをネタに描いちゃいますよお?」と訊いてきた。酒の席で彼の口癖のようなものなので「別にいいよ知られて困るもんでもないし(笑)」と軽口を叩いてその日は解散。
1、2ヶ月後、彼の掲載誌におまけ漫画が数ページ載り、俺の事(やる気のなさ過ぎる伏せ字で俺のペンネームだと丸わかり)がネタとして描かれていた。「あんにゃろ、あの事を覚えてやがったな」とニヤニヤしながら読み、後日彼にメールで「仕返しに俺も来月号で、お前にそっくりなキャラを登場させて速攻で悲惨な死に方をさせてやるw」と送っておいた。名前も当人のペンネームを外国人風にもじったものにして、登場から数コマで惨殺される哀れな一般人役として彼に死んでもらった。ちなみに担当さんによると、2chあたりでそれに気づいて「二人は仲が悪い」と勘違いする人が多少出たらしい(笑)。
ともかく、こういう「業界裏話」系の漫画ってのは、ネタにする側とされる側に相応の信頼関係が無いとうまくいかないよね。当人から直接聞いた話と真偽も定かではない伝聞情報では、やっぱりページから感じる印象が違う気がする。
ところで、前述の彼とは別人で俺とは全く面識の無いある人も、別雑誌で似たような漫画を描いてらっしゃるんだけど、俺をネタにするのはともかくネタ元が明らかに俺のブログなのはちょっとどうかと思った。それ全然「裏話」じゃないじゃん!って。
しかもネタ元は相当に誇張した部分なのに、あたかも事実であるかのように描いちゃってるんだからやりきれない。当時からさかのぼること一年ほど前にある商品を間違えて2個立て続けに買ってしまった話で、「この調子だと数年後には数十個が自室に並んでたりして」という風にオチをつけだだけなのに、その人の裏話では既に10個以上購入済みって事になってるんだよね。こないだその人の掲載誌の関係者と会ったとき「あれを10個以上買ったって本当なんですか?」とか訊かれて思わず苦笑してしまった。
○○先生、そっちに移籍するまでに頑張って買いそろえておきますんでご期待ください。