■子蟻と小梨では血縁兄弟でも利害が合わない。

　最近子供がいるから、というだけでやや増長気味の？姉があんまり好きではない。

　知らない人の家に行っても、怒られなければ挨拶ひとつできず、じっとしていることもできない。明らかに多動？という感じの子どもが二人いて、そんな言っちゃあ悪いがろくな出来にはならなさそうな子供を産んでても、産んだというそれだけで世間は立派だ、とか、すごいとか、もてはやすんだよな。

　もちろん、大変だからこその賛辞だとは思うけど、そのことだけで、子供産んだから私は無条件ですごいんだ、とか思われても困る。子どもを産んだことがすごいのではなく、育てられて子どもがまともな人間になってはじめて、子育てということが「すごく」なるんだろ。（その辺りをでき婚DQN親が考えているとは思えないが）

　子供を産むって、科学が発達した先進国では、ある程度若ければ母体への危険が少なくなった今そんなにすごいことなのか。

　子供がいない人より子供がいる人のほうが、先輩風吹かせられるぐらいに、すごいことなのか。ただ単に「産む」のと「まともに育てられる」ということは全くの別物なのに。

　自分は色々な理由で子供を断念しているので、姉の、彼氏と早く結婚して家買えとか子供作れ攻撃には、マジで余計なお世話である。奨学金返済や、この不況でろくに金もないのに30年ローンで家買うとか、そんなことできるかよ。思わず、てめーの旦那は大企業だから関係ないのかもしれないけど頭沸きすぎだろｗｗとか、私からまともな家を「自分の子供たちの教育のためだから」と言って(親とは合意はあったにせよ)奪った奴の言うことじゃねーだろｗｗｗと思ってしまった。

　世の中ひどい不況で、正社員でも簡単にクビ切られる現実を見ていると、子供ってほしいとも思わないし、人間、所詮は自分のことがいちばんかわいいんだなあと思う。血縁者なんかよりも、自分や自分の延長線上にある、子供や旦那。血のつながりなんて、所詮は自己利益には負けるのか。

　相続の勉強をしていても、基本は子持ち血縁者に有利にできていることを実感する。

　家族の「情」だけなんかじゃどう考えても遺産分配はうまくいかない。もし自分の両親が亡くなった場合、遺産の分配率を考えても、もし私は子供がいて物入りだから、と姉が言いだしたりなんかしたら一体どうなる？そこで争い勃発ですよ。子供がいる姉と、いない妹の権利って、本当に同じか？考えすぎかもしれないこどそこを「情があるから大丈夫」なんていうので誤魔化されちゃ困る。

　例えば、私が死んだ場合、配偶者や兄弟がいればそちらに財産は回るが、いなかったり、すでに死亡していた場合、財産などは全部私にとって何の思い入れもない甥に回ることになる。

昔の「イエ」制度の名残というか、まあ、血縁者優先というのはどこの国でも同じかもしれないけど、それにしてもこいつら（＝阿呆な甥っ子とか）にはあげたくないなあ、と強く思う。

　私もある意味十分自己利益に負けているが、老後自分が苦労して築いた財産があったとして、血縁者だから、というだけでそれを掠め取られるのは御免だ。私の財産は私の財産。私を心理的に何ら支えてくれたわけでもなく、大した思い入れもない血縁者に渡すぐらいなら、それを有効に活用してくれそうな人に素直に寄付した方が良いと思っている。私は本が好きだから、本は近くの図書館に贈与する、とか。（それがまた、相続上では色々な手続きがあって大変なんだけど） でないと、馬鹿らしくて仕方がない。

　考えすぎなのかもしれないが、私の様に子持ち兄弟姉妹との間に溝を感じる人って、いるのだろうか…。

Permalink | 記事への反応(5) | 20:46

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