地図を見ても道に迷い道に迷っても戻らないと言う性能を秘め
新しい土地へ行くたびに迷子になるという離れ技をやってのける。
まぁ不幸を少し語ろうか
初めの不幸は小学1年生の時目つきが気に入らないという理由で先生に机の中身をぶちまけられた
あるとき先生が間違えたので指摘したら先生を発端とした虐めが始まった。
まぁ俺にとってはどうと言うことはないこの先生は、可哀想な人なんだと思う程度だった
先生程度はどうでもいいがそんな状況で友達なんか出来るわけもなく
其れは、未来に大きく影響を及ぼすことになる
まぁ一人は、慣れてるのでとりあえずやってきた
でも其れは、在るときを境に変貌するその元担任が俺が6年のとき
自分が教えてる下級生全てに俺の悪口を広め始めた
俺は、下級生にさえ貶されるようになった
当然そんなことが在る人間に友達なんか出来るわけはない
同情は、多かったでも所詮同情に過ぎなかった
真実を知ったのは音楽の時間その先生が通りすがりにその話をしたからだ
学校に言われその事件をきっかけに俺は子供相談所に連れて行かれた
結果は正常
其れも踏まえ向こうの職員に全てを話した
でももう手遅れだった俺もすぐに卒業の時が迫っていたし誤解を治すには
時間がたちすぎていた
其れと同じ時父親からも酷い目にあっていた
担任が嘘をつくはずがない先生が嘘をつくはずがないと言う根拠ない妄信で
毎日のように俺を怒鳴りつけた
やがて俺の呼び方が本人には名前だが母親や弟にはアレと呼ぶようになった
勉強なんか身につくはずもなく俺の成績はALL1を6年間飾った
中学になれば何か変わるというそんな期待は、抱いてなかった
全てがなかった
便りの親も俺には既に信じられるものではなかった
でも夢だけは、残ってた
何が何でも泥水をすすってでも俺は、こいつらより生きてやる
生き方なんか選ぶものか手段なんか選ぶものか生きるためなら俺は、いくらでも這いつくばってやる
そして最後に笑ってやるんだという夢というには、余りに生々しい執念だけが生きていた
でも俺は、中学で誓った夢のとおり生きている他人から見れば底辺の接客業の花のない裏方だとしても
俺は、まだ諦めてないしつい最近ようやくチーフマネージャになった
でも俺の夢はまだ終わってない。あの時のあいつらが死ぬまで俺は生き延びる
ただそれだけを求めて生きていく