2008-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20081211235156

毎日の通勤時、10分ほどバスに乗っている。

「彼」((元増田の言っている人ではない、と思う。))は途中からバスに乗ってくる。週に3〜4回くらい。

このバスを使って通勤するのは14年ぶりだが、確かにそのくらい前にも同じ「彼」はいた。

もしかすると違う場所で見たのかも知れないけど。

しかし顔かたち、声も記憶の中の「彼」と一緒だ。

  

一緒なんだが10年という月日の流れで確実に「彼」の容姿は老けている。

私もきっと同じように老けているのだろう。

  

「彼」はいつも相手なき言葉をしゃべる。裏声で。

地下鉄アナウンスとか、テレビ番組タイトルとか、とにかくフレーズ単位脈絡なく。

10年前の言葉で覚えているのは「ドリフ大爆笑92」。

もうとっくに1992年は過ぎていた。これには私も笑いをこらえるのがつらかった。

  

「彼」はこれからもしゃべり続けるのだろう。裏声で。

「彼」は元増田言葉を借りれば「精神発達遅滞」なのだろう。

私はと言えば会社に行って働いて飲んで食べてスーツクリーニングに出して……なんなんだそれは。

間違いなくリーマンです、本当にありがとうございました

  

なんだか得体の知れないものから何かにカテゴライズする/されることの爽快感と達成感。

「私は私」でしかないのに同時に「スペシャルな私でありたい」アンビバレントな気持ち。

「彼」と私の違いはいったいなんだろう?

  

すいません迷路に入り込んでしまったのでここらでやめます。

記事への反応 -
  • 知恵遅れ、いわゆる、精神発達遅滞の同級生と地下鉄の電車で会った。正確には電車内で騒ぐ声を聞いて彼だとわかった。 彼と会ったのは十八、九年前、小学生のとき、先生から学校の...

    • 毎日の通勤時、10分ほどバスに乗っている。 「彼」((元増田の言っている人ではない、と思う。))は途中からバスに乗ってくる。週に3〜4回くらい。 このバスを使って通勤するのは14年ぶり...

      • 昔、バスで知的障害があるらしい人と出会った。彼はいつも同じ席に座って、 同じ会話を甲高い声で窓に向かって復唱していた。私と同い年くらいかと 最初思ったが、実は年上かもしれ...

    • 障害とはいっても、主に知的障害の話です。 多動、自閉、ダウン等ありますが勿論軽度から重度まであり、一概に言えない分野でもあるとお断りを入れておきます。 主に自閉の場合です...

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