「彼」((元増田の言っている人ではない、と思う。))は途中からバスに乗ってくる。週に3〜4回くらい。
このバスを使って通勤するのは14年ぶりだが、確かにそのくらい前にも同じ「彼」はいた。
もしかすると違う場所で見たのかも知れないけど。
しかし顔かたち、声も記憶の中の「彼」と一緒だ。
一緒なんだが10年という月日の流れで確実に「彼」の容姿は老けている。
私もきっと同じように老けているのだろう。
「彼」はいつも相手なき言葉をしゃべる。裏声で。
地下鉄のアナウンスとか、テレビ番組のタイトルとか、とにかくフレーズ単位で脈絡なく。
もうとっくに1992年は過ぎていた。これには私も笑いをこらえるのがつらかった。
「彼」はこれからもしゃべり続けるのだろう。裏声で。
私はと言えば会社に行って働いて飲んで食べてスーツをクリーニングに出して……なんなんだそれは。
間違いなくリーマンです、本当にありがとうございました。
なんだか得体の知れないものから何かにカテゴライズする/されることの爽快感と達成感。
「私は私」でしかないのに同時に「スペシャルな私でありたい」アンビバレントな気持ち。
「彼」と私の違いはいったいなんだろう?
すいません迷路に入り込んでしまったのでここらでやめます。
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