2008-12-03

ナチュラル東浩紀信者の俺が南京問題を限りなく好意的に読んでみる

『文字情報ばかりで構成された世界観など、文字情報によってすぐひっくりかえる』

とは、一見いかにも現実を無視した相対主義的な発想で、歴史学の蓄積を蔑ろにした不届き者の発言である。

しかしながら、ネット上の南京大虐殺を巡る論争は、そもそも歴史学的な手続きに則って行われているだろうか。

否定論者にしろ肯定論者にしろ、彼らのうちの多くは虐殺問題を取り扱った著作や資料にあたったり、グーグルで1ページ、2ページ目に出てきたサイトを読んで得たものを手がかりに議論を行う。

しかし、自分の持っているデータを根拠に議論する、というのは実は「歴史学的な手続きに則った議論」ではないのだ。

東の言わんとしたことは、次のように読み替えられる。

ネット上の南京問題を巡る議論など、全部個人的な信念や趣味に基づいて行われるものでしかないのだから、

 もっと趣味的な領域で歴史を論じて良いのではないか。(それが嫌ならちゃんと歴史学勉強しろよばーかばーか)」

結論:南京大虐殺サブカルチャー

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