「好き」というより「色香に迷った」って感じじゃね?
Kが死んだのは、
・女に惚れるような凡人であった自分
・しかもそのことを打ち明けて貰えない情けない自分
つまり
「オレ様TUEEEEEEEEEEEEEEEE」
だと思ってたら実は
「凡人でヒキコモリで貧乏で非モテでおまけに唯一の親友だと思ってた人間は友だちでも何でもなかった、もうオレなんもない…鬱氏orz」
というとあまりにも現代的過ぎるから少し言い直してもいいが、つまり
「そういう自分を恥じた」
からであって、「お嬢さんに惚れたこと」は実はそれほど大きな要因ではなかったと思われる。
ちなみに「先生」もまた後にKの死因についてこんな風に書いてるよ。
私はKの死因を繰り返し繰り返し考えたのです。その当座は頭がただ恋の一字で支配されていたせいでもありましょうが、私の観察はむしろ簡単でしかも直線的でした。Kは正(まさ)しく失恋のために死んだものとすぐ極(き)めてしまったのです。しかし段々落ち付いた気分で、同じ現象に向ってみると、そう容易(たやす)くは解決が着かないように思われて来ました。現実と理想の衝突、――それでもまだ不充分でした。私はしまいにKが私のようにたった一人で淋(さむ)しくって仕方がなくなった結果、急に所決(しょけつ)したのではなかろうかと疑い出しました。
キーワード 【淋しかった】
「こころ」をエロゲ化してみようと考えた 主人公とKは東大文三の学生 お嬢さんはどこにしようかなあ、品女あたりにしようかな で、エロゲ的に考えて、Kを女の子にしてみよう ついでに...
海外じゃゲイ小説扱いしてるとこもあるらしいね、「こころ」って。 どうでもいいけど。
最初に読んだときから疑問だったんだけど、Kって本当にお嬢さんの事好きだったんだろうか? だからと言って先生が好きだとかそういう事を言いたいわけじゃなくて、なんか唐突過ぎて...
「好き」というより「色香に迷った」って感じじゃね? Kが死んだのは、 ・女に惚れるような凡人であった自分 ・そのせいで親友に裏切らせた自分 ・しかもそのことを打ち明け...
いいとこ引用したなあ。 その最初の文と最後の文に答えが出てる。「繰り返し繰り返し」と「私と同じ」のとこ。 最近の批評の主流だけど、「こころ」は「反復のテキスト」なんだよ。 ...
日本でもその筋の人にそういう意味で大人気だけどね 明治の小説はゲイっぽいものがやたら多いけど。 男性同性愛が許容されている(むしろ女性との恋愛より高尚とされていた)時代...
Kanonの秋子さんみたいなキャラでよくね?
Kを女性化したらKがお嬢さんに惚れていると言う元々の設定が成り立たなくなるような。 バイセクシャルの設定にするとか?