2008-11-01

男と女の過渡期だね

男女の出生比率の差は、自然のままだと、だいたい106:100ぐらいになるそうだ。

もともとどんな動物でも赤ちゃんは弱いもので、死亡率も多い。男の子のほうが弱いので、女の子よりも少し多めに死ぬ。

それで大人になる頃には、昔だったらだいたい男女の比率が同じになったという。

でもこの頃は医療の発達や衛生状態の改善で、子供が滅多に死ななくなった。なので、男106人も、女100人も、だいたいそのまま大人になる。すると、男が6人ほど余計になる。かくして、男が106人ぐらいいると、そのうち最低でも6人はどうしても結婚できなくて余ってしまう。

それはいいとして、じゃあ男が全員結婚したいかと言ったら、結婚したくないという男が多い。100人のうち6人とか、そんな数よりも多いようだ。僕もその一人。

どうして結婚したくないかというと、流されちゃって、自分がどこにもいなくなっちゃう感じがするから。社会に要求されるままに生きれば、僕の余暇はすべてなくなり、働くだけの人生になってしまうこと間違いなし。それで結婚すれば、たまの休みは奥さんや子供に求められて、くたくたなのに相手をしたりどこかに連れて行かなくちゃいけなさそうだし。

女性は多くを求めるようになった。その大きな原因は、女性社会的な地位向上だ。

それ自体は、けっこうなことだと思う。男と女が平等になるのは、当然のことだ。でも、女性も、新しい女性像を模索して、とうぜん試行錯誤がある。できる女は、そういう新しい女性像を器用に自分のものにして、自分の配偶者も含めて自分の周りとうまくやっていけるだろう。でもだいたい人間なんて(特に女なんて)、不器用なほうがはるかに多い。それで、新しい女性生き方の取り分をはるかにオーバーして、男の権利であるはずの領分にまで侵入してくる女性が、はるかに多いんじゃないかな。

今までの時代はずっと、男のほうの価値観を、無理やり女に押し付けるような時代が長かったのかもしれない。でも今は、なんだか気が付くと女の論理に男が巻き込まれて、気がつくと女に飼いならされて、女の都合に振り回されることが多いような気がして。

それだったら一生、独りでマイペースで暮らして、年取って一人で孤独死したほうがせいせいするね。

僕はそう思いながら生きている。多いんじゃないかなそういう人。

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